近年、パワースポットとして注目されるようになった神社仏閣。特に若い女性たちの間では御朱印集めや厄払い・厄除けをする神社巡りがブームとなっている。そんな中、大阪でも屈指のパワースポットとして知られる神社の神職が、参拝客の女性にわいせつな行為をして逮捕される事件が起きた。

 その行為は「願いを叶えたい」という女性の気持ちにつけ込んだ悪質な犯行だった――。

オフィス街に佇むサムハラ神社

 現場となったのは、大阪市中心部のビジネス街にひっそりとたたずむ「サムハラ神社」だ。周囲にはマンションやビルが立ち並び、大阪府警第一方面本部の機動警ら隊と隣接している。

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著名人も頼りにする霊験あらたかな神社

「『サムハラ』というのは災難から身を守るという意味で、厄よけの神社として長らく地元の人に親しまれてきました。入り口には『祈願したことで、交通事故にあったがケガを免れた』という参拝客からの感謝のことばが書かれた看板も出ています。

境内には著名人の名前が入ったパネルが掲示されている

 女優の浜木綿子が舞台の奈落に落ちた際に、サムハラ神社のお守りを身に着けていたから大事にならずに済んだとメッセージを寄せていたり、過去には滋賀県出身の宇野宗佑・元総理大臣の親族も祈願に訪れていたりします。規模は小さいですが、著名人も頼りにする霊験あらたかな神社です」(地元関係者)

 そんな知る人ぞ知る神社が、ある日を境に、にわかに注目を浴びるようになったという。