早朝から行列を作るほどの人気
「きっかけは、『御神環』というオリジナルの指輪型のお守りを販売するようになったことです。この指輪を肌身離さずつけていると、あらゆる災難から守ってくれると言われています。数年前から数量限定で販売を始めたところ、若い女性たちを中心にSNSで大きな話題になりました。販売される時には、全国から集まった参拝客が早朝から行列を作るほど。あまりの人気に一時はインターネットで高額転売される事態になったため、現在は販売を中止しています」(社会部記者)
この“女性人気”が高い神社で、卑劣な犯行が行われたのだ。
1月25日、準強制わいせつの疑いで逮捕されたのは、禰宜・川端孝和容疑者(70)。川端容疑者は5年前から神職としてサムハラ神社に勤めていた。「見た目は眼鏡をかけた地味な風貌。そんなことをするようには見えなかった」(地元関係者)という。
しかし去年12月、川端容疑者は神社を訪れた30代女性に対し、祈祷中にわいせつ行為に及ぶ。祈祷は川端容疑者と被害女性の2人きりで行われたという。驚くのは、そのバチ当たりな手口だ。
「悪いところはないか」と後ろを向かせて素手でも胸を
「川端容疑者は厄除けに訪れた女性を拝殿に招き入れ、白い短冊の『大麻』と鈴の付いた『神楽鈴』という神具を手にして祈りを唱え始めました。しかし突然、その神具で女性の胸やお尻をグリグリと押し始めたのです。それだけにとどまらず、女性に『どこか悪いところはないか』と言って後ろを向かせ、素手でも胸やお尻を触った」(全国紙社会部記者)
祈祷を受けているものだと思い込んでいる女性は、「何かおかしい」と感じながらも、その場で抵抗することはしなかったという。しかしその後、不審感がぬぐえず警察に駆け込んだ。さらに1月に入ってから、別の女性からも「神社でわいせつな行為をされた」という相談が寄せられたため、警察が急遽逮捕に踏み切ったのだ。