Cocomiは木村の「理想の女性似」
木村の「理想の女性」もアニメの登場人物だという。
「松本零士作品も大好きで、『銀河鉄道999』に登場する女性・メーテルは小学生の頃の木村さんの理想の女性像なんですよ。気だるげな雰囲気が工藤静香さんに似ている……ような気もしますね(笑)。いつだったか、木村さんと交友の深いマツコ・デラックスさんが『お姉ちゃん(Cocomi)はメーテルに似ている』と言っていたこともあります。マツコさんも彼のメーテル好きを知っていたのかもしれません」(同前)
2001年頃、「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)でも松本零士氏の「わが青春のアルカディア」の主人公・キャプテンハーロックに扮してコントを披露している。
「このコントに松本氏本人が登場したときは、少年のような喜びようでした。木村さんは2010年に『宇宙戦艦ヤマト』の実写版映画『SPACE BATLESHIPヤマト』に出演しているのですが、その頃に『うちには松本零士さんのサイン色紙が3枚あるんだ』と自慢していました」(スポーツ紙芸能デスク)
「ONE PIECE」好き公言で漏れ出た「オタク気質」
そんな木村の「オタク気質」がお茶の間にも知られるようになっていったのは、2008年から2010年頃だ。
「木村さんが『ONE PIECE』好きを公言し始めたんです。ファンの間ではすでに知られていたことですが、世間は『キムタクも漫画読むの⁉』と驚いていましたね。木村さんがこう発言したことで、『ONE PIECE』はもとより漫画自体のイメージが上がりました」(同前)
「メンズノンノ」で木村と作者の尾田栄一郎氏が対談した際には、尾田氏が「木村さんが公言してくれたことで女性ファンが増えた」と感謝している。
《尾田 木村さんには本当に感謝しているんですよ。木村さんが色々な所でワンピースを好きと公言してくれたので、漫画が一段階上がったと思ってるんです。世間の人特に女性が『ワンピース好き』って言ってくれるようになって、明らかにファンががっと増えましたから。元々ファンもいたんですが、世間に向かってワンピース好きだという方はいなかったです。
でも木村さんが普通に好きと公言してくれた事で、男性も女性も普通に『ワンピースが好き』って事を言ってもらえるようになりました。だからドンドンと外に広がっていったんだと思っています》(「メンズノンノ」2011年10月号)
2010年には「SMAP×SMAP」でクイズコーナー「ワンピース王決定戦」が始まり、木村がその豊富な知識を披露したこともあった。
「このあたりの時期からキムタクが『ONE PIECE』にハマったと思っている人が多いため、キムタクの『漫画好きはCocomiの影響』という説が流れているんでしょうね。しかし、本当は2002年頃に放送作家・鈴木おさむに勧められて読み始めたのがきっかけなんです」(前出・スポーツ紙芸能デスク)