B.「隠さなくてもよい」は36.4% タトゥーは違法ではない
一方、Bの「隠さなくてもよい」と答えたのは全体の36.4%。「タトゥーは個人の自由」「タトゥーは違法ではない」「タトゥーと実力は無関係」といった指摘が大半を占めた。
「衣装を選ぶようにタトゥーも自由だと思う。外国人のタトゥーには文句を言わないのに日本人選手にだけ言うのがフェアじゃない」(女性・45)
「隠すべきだという考えが私には全く理解できない。そもそもタトゥーをするのは、自分自身をも含め、誰かに見せたいからでしょう。隠さなくてもよいとしか思えません」(女性・69)
「世界チャンピオンが試合前にタトゥーを隠さなければならないことは、精神面でもかなり負担になるだろうし、侮辱的。敬意を払うべき相手に敬意をもって接することができないなら、試合を観るべきではないと思う」(女性・52)
「刺青が法的に許されているのだから、刺青を入れるかどうかは、個々のボクサーの自由」(男性・60)
「スポーツの実力とタトゥーは無関係だと思います。サッカーなど海外の選手はタトゥーを隠すことなく実力や才能で評価されている」(女性・36)
「リングの上ではタトゥーもパフォーマンスの一種であり、それによって不快に思う人がいるのでしょうか。自分を鼓舞したり、相手を威嚇するなどボクサーにはそれなりに理由があると思う」(女性・56)
「刺青が全て悪人、反社会的という決めつけは古い考えと思います。スポーツなのでルールに従うべきですが、こういう議論をきっかけに臨機応変な考え方になる事を望みます」(男性・49)
タトゥーを隠せというのは時代遅れの校則のようなもの
また、「タトゥーを批判するのは時代遅れな考え方だ」とする意見も多かった。
「タトゥーが反社会的という条件反射的な反応はもういい加減、時代錯誤ではないか」(男性・54)
「ボクシングは世界的なスポーツ。グローバルな世界で日本のルールにいつまでも固執するのはナンセンス」(男性・46)
「今は普通の人が普通にタトゥーをしている時代。タトゥーを隠せというのは、くせ毛の子にストレートパーマをかけてこいという時代遅れの校則みたい」(女性・52)
「侮蔑用語などが入れ墨に入っていて、不快を与えるのが明確なのであればアウトだと思うが、今回はそうではない」(男性・30)