文春オンライン

「34歳と36歳では市場での立場が全然違う」マッチングアプリ“3カ月婚”の会社員女性が告白《コロナ婚活の現実》

note

「『いいね』の中でも、『すごくいい』から『まあまあ』までグラデーションは正直ありますよ。最初にオンラインで話すかいきなり会うかの希望を出せるんですけど、やっぱり『すごくいい』人には会ってみたいし、一応話してみようというくらいならオンラインの方が楽。結婚となると最終的には会わないと決められませんけど“足きり”というか、合わない人を見極めるのには十分でした。交通費やお茶代がかからないし、映らなければ下はパジャマでもいいから楽。初回をオンラインにするのはおススメです」

写真はイメージです ⒸiStock.com

 そんな中でA子さんが4人めにマッチングしたのがB男さんだった。B男さんはイベント系の会社で働く会社員で、年齢はA子さんより1つ下。コロナ禍で抱えていたイベントの多くが中止になり、時間ができたことで数カ月前から真剣に婚活を開始していた。

「B男さんとは、初回から『直接会おう』と思いましたね。年齢や年収は希望を入力したうえで紹介されているので大丈夫だし、プロフィール写真も好きな雰囲気でした。しかも会ってみたら『同じ人だとわかるのに、写真よりかっこいい』珍しい人で、『よかった!』と思いました(笑)。

ADVERTISEMENT

 最初の時はカフェで30分くらい話したはずなんですけど、緊張しててあんまり何を話したかは覚えてません。でも『初回は会って30分で帰る』というルールも自然に守ってくれて、連絡先を聞くわけでもなくそのまま解散したのも好印象でした。家に帰ってすぐ『引き続き連絡をとりたい』というボタンを押しました」

「たくさん会い過ぎるとわからなくなりそう」

 B男さんも「連絡をとりたい」という意思表示をしてくれたことで、晴れて2人はマッチングすることに。一度目のデートは美術館へ。二度目のドライブデートの帰りにB男さんが「付き合ってください」と告白し、A子さんも「はい」と答えてカップル成立となった。

写真はイメージです ©️iStock.com

「私の場合は彼と話してるのがとにかく楽だったので、それが決め手でした。直接やりとりするようになってからは、他の出会い方と差はないと思います。『もっといろんな人を見ないと決められない』と迷うかなと心配してましたが、思ったよりすんなり決断できた自分に驚きました。でもアプリを始める前から合わせれば大勢の人とすでに会ってましたし、たくさん会い過ぎると逆によく分からなくなっちゃいそうで」