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混ぜるな危険「料理」

 ここまででお分かりの通り、「料理」は俺が最も大変だと思っている家事だ。もう破壊的に大変。その大変さは暴力的。やったことがない人には想像できないでしょう……。

 現在、長女は10歳、次女は6歳で、長女はもちろん次女も言えばわかる年になった。それにもかかわらず、子どもたちが自宅にいる状態での料理の大変さは一向に変わらない。

 そんな長女は最近、学校が終わった後も友達と遊ぶようになった。一人減ったー!……と思いきや、今まで長女が次女の相手をしてくれていた部分があったことを知った。長女がいない状態の次女は何かにつけて近くに寄ってくる。YouTubeを見せていても数分に一回やって来る。

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 夕飯の支度が一向に進まない……。米とレトルトみそ汁に冷凍食品で何とか間に合わせたことは一度や二度じゃない。

※写真はイメージ ©️iStock.com

子どもを見ながらやる家事は想像以上に大変だった

 俺は主夫になりたてのころ、家事なんて簡単だぜ! と思っていた。むしろ会社が大嫌いだったのでラッキーとさえ思っていた。

 ……が、その考えはわずか数日で崩れ去ることになった。

 子どもの相手をしながら家事をこなすことの何と難しいことか。料理以外の家事は長時間拘束されるようなものはない。料理が家事の中で特殊なだけで、他の家事は15分もかければ一工程は大体終わる。洗濯も全体で見れば1~2時間くらいかかるけど、それは洗っている時間と乾かしている時間がほとんどで、実際に人が作業する時間はやはり多くて15分。まぁそれでも面倒くさいものは面倒くさいんだけど……。

 でも、その15分すら子どもを見ながらでは確保できない。

 特に子どもが小さいときなんて、視界から親が消えた時点で泣いたり探してくっついてきたりと、とにかく家事が進まない。子どもが昼寝の時間にやろうとしてもそばを離れた瞬間に起きたり、離れても頻繁に子どもを見に行ったりと、まとまった時間の確保が本当に難しい。しかし、この「子育てとセットになった家事をやる時間」というのは実際にやっている人にしかわからない。だから世間では「家事=楽」という認識がなくならないのだ。