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もしもガンダム世界に文藝春秋があったら――「ジオン公国軍地球方面軍司令 ガルマ・ザビ大佐 若き英雄の死の背後に“疑惑”あり」

もしもガンダム世界に文藝春秋があったら――「ジオン公国軍地球方面軍司令 ガルマ・ザビ大佐 若き英雄の死の背後に“疑惑”あり」

2021/03/19

source : ノンフィクション出版

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目撃された赤いモビルスーツ

 

 では「犯人」はいったいだれなのか。ガウを護衛していたドップのパイロットY氏(38)は、戦場で赤いザクを見たという。ご存じルウム戦役の英雄であり、ガルマ氏の親友と見られるシャア・アズナブル少佐(当時)だ。公の場ではガルマ氏とのツーショットも多かったシャア氏だが、墜落したガウには乗っていなかったことになる。

 

「でもありえない。動機がない」とY氏は憶測を真っ向から否定する。そもそも木馬を宇宙からガルマ氏の統括する北米に落下させたシャア氏は、勝利の栄光を手にするチャンスを「親友」にもたらしに来たはず。だが一説にはだれも見たことがない「仮面の下の素顔」を笑われたことを恨んでいたとの噂話もある。本誌では引き続き真相を追う予定だ。

(「文藝春秋」宇宙世紀0081年7月)

横浜・山下ふ頭の「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で公開中の「動くガンダム」。ガンダムの人気はとどまるところを知らなず、今後も多くのイベントが予定されているという。
シャアの反乱から12年後、ブライト・ノアの息子、ハサウェイを主人公とした宇宙世紀最新作の映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』も、2021年5月7日に公開となる。

 本書スクープの全内容は、発売中の『証言「機動戦士ガンダム」文藝春秋が見た宇宙世紀100年』を購入することで読むことができる。

もしもガンダム世界に文藝春秋があったら――「ジオン公国軍地球方面軍司令 ガルマ・ザビ大佐 若き英雄の死の背後に“疑惑”あり」

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