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〈日本アカデミー賞受賞〉草彅剛が『ミッドナイトスワン』を自身の集大成だと語る理由

「自分の中に溜まったパワーみたいなものを出せた」

2021/03/20
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「第44回日本アカデミー賞」授賞式が3月19日(金)に行われ、内田英治監督の『ミッドナイトスワン』が最優秀作品賞を受賞。また、本作で主演を務めた草彅剛が最優秀主演男優賞を受賞した。『ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK』に掲載された草彅のインタビューを一部抜粋する。

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 草彅剛さん主演映画『ミッドナイトスワン』が9月25日(金)に公開される。本作は自身の集大成だと語る草彅さん。撮影中は、今まで体験したことのなかった感覚にも囚われたという。

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 嘘をついてきた──わけではない。

「最高の作品です。ぼくにとっての代表作になると思います」

© 渞忠之

 主演するドラマ、映画が公開されるたび、草彅剛は幾度となく、そんな意味合いの言葉を口にしてきた。

「いや、ホントに毎回自分の代表作だと思ってやってるんですよ。嘘偽りは一切なし」

 それは本音でもあるだろうし、ひょっとしたら、制作の労苦をともにした仲間たちへの労りなのかもしれない。なにしろ、「いいひと。」で知られている草彅剛である。

 さて、この『ミッドナイトスワン』は、彼に言わせれば「自分の集大成」なのだという。

© 2020 Midnight Swan Film Partners

「新しい地図を始めて3年目ということもあるし、以前とは違った、新しい環境での映画じゃないですか。なんかこう、自分の中に溜まったパワーみたいなものを出せたんじゃないかなと」

 これまでもそうしてきたように、彼は作品と、作品に関わったすべての人たちに賛辞を贈っている。そこまでは、いつもの草彅剛である。