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ももクロ好きが集まるご飯会で僕らは出会った…ホークス・石川柊太くんへの手紙

文春野球コラム ペナントレース2021

 僕の友達が、開幕投手を務める。

 僕は子供の頃からプロ野球が好きで見てきた。プロ野球選手。それは人生のパワーワードだし、ましてや開幕投手ともなれば雲の上の存在だ。そんな大役を友達が務めるのだ。

 その友達こそが、福岡ソフトバンクホークスの石川柊太投手である。

 今回、そんな友達の石川くんに開幕投手おめでとうの気持ちを込めて、この場をかりて手紙を綴った。(完全に個人的なお便りです)

石川柊太投手(左)と筆者 ©ノボせもんなべ

大役を務める友達・石川柊太投手へのメッセージ

 石川くんへ

 まずはじめに、石川くんが乗らなくなったピンクの自転車を譲ってくれてありがとう。毎日のように乗らせて頂いてます。そして次に、開幕投手おめでとうございます。あの! 開幕投手を、しかも日本一のチームの、僕がずっと応援してきたチームの開幕投手を石川くんが任されるなんて興奮しまくりです。石川くん以上に舞い上がってます。開幕投手に内定したのをネットニュースで知って嬉しくて大声出して飛び跳ねて、すぐに石川くんにラインしました。でも石川くんは舞い上がることもなくしっかり地に足がついてたね。さすがです。

 僕と石川くんとの出会い覚えてるかい? ももクロ好きが集まるご飯会だったね。事前にホークスの選手も来るっていう話で、誰が来るんですか?って聞いたら「育成選手の石川柊太」って言われて正直あの時は石川くんのことあんまり知らず、ヤフーで調べてから行ったのはここだけの話。石川くんは、本当に野球選手?と思わせる親しみやすさと一般人感(良い意味で)、そしてももクロへの熱い想いがあって、カラオケで曲にコールを入れる姿を見てると、あの時は開幕投手を務める姿を想像してませんでした。すまん。

 それからももクロを通じて仲良くさせてもらって、ある日博多駅でももクロが無料公開のイベントをしていて僕が一人で観に行ったら、石川くんも一人でイベント観に来てて「石川くんやーん!」って興奮しつつも、プロ野球選手がこんなところにまで!と、さらに意気投合したのを覚えています。

 一緒に遠征して県外にももクロのライブも見に行って終わった後の感想話し合う時間まで楽しかったね。野球の分析は勿論、ももクロのライブが何で楽しいかというのもしっかり分析するあたりもさすがだなぁと思います。

石川柊太投手(左)と筆者 ©ノボせもんなべ

 プロ野球選手としての石川くんのイメージは真面目で冷静。それに落ち着いた印象を持たれてると思うけど、プライベートは遊び心満載で急にこちょこちょしてきたり、隠れてワッ!と驚かしてきたり、僕に激辛グミを食べさせてそのリアクションを見て楽しんだり(隣にちゃんと牛乳置いてくれてる優しいところはさすが)、とマウンドからは想像できない無邪気が溢れてるよね(たまに無邪気が過ぎてとんでもない無茶振りしてくることあるけど)。試合で打たれたとしても感情を決して表に出さない石川くんだけど、ゲームで負けた時は大声を上げてコントローラーを放り投げたりと、可愛い一面もあるよね。

 ピッチングのテンポが早い石川くんは、大好きな焼き肉のレバーを食べるテンポも早いよね。僕が1枚食べ終わる時にはすでに3枚は食べてるよね。焼き肉スピードアップ賞も受賞間違いないね。芸人として売れてなくてお金がない僕にご飯をご馳走してくれたり、家のガスの支払いが出来ずガスを停められた時はお風呂にも入れさせてくれてありがとう。僕の方が歳上なのに本当に申し訳ないと思ってます。いつか僕も芸人として売れて石川くんに上等なレバーをご馳走できるようにがんばります。石川くんがガス停められた時はお風呂も入れてあげるからね。それまでもう少しだけお世話になります。