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最後まで見せた自身で演じ続けることへのこだわり

 実は作中で長瀬とタッグを組んだ後輩・プリティ原を演じた井之脇海はプロレスシーンでは代役を使っていたという。激しいアクションも多い本作だけに、そういった代役を使う手段ももちろん考えられたはず。それでも長瀬は自身で最後まで演じ続けることに強いこだわりを見せていた。

2000年、TBSで放送された宮藤官九郎脚本のドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(paraviより)

「自分でも最後の作品ということで思い入れがあったのか、今まで以上に作品にこだわっていた気がします。セリフのテンションひとつとっても自分なりの意味があるみたいで『ここはこうしたいんです!』という案をどんどん演出の人に投げていて、それを受けてスタッフもその場で決めていく感じでした。役作りのために3か月足らずで10kg以上の増量もして、最初から最後まで長瀬さんの“覚悟”が感じられる撮影だったと思います」(前出・TBS関係者)

3月31日、長瀬智也はジャニーズ事務所を退所する

 長瀬の撮影中でのケガについてTBSに確認すると「撮影中に左膝を痛めたのは事実です。その後の撮影は、ご本人と相談しながら無理のない範囲で行いました」との答えだった。

 長瀬ほどの人気俳優の引退作品にもかかわらず、『俺の家の話』ではその情報を全く前面に押し出していない。「長瀬、最後の主演ドラマ!」と煽れば、間違いなく視聴率は上がったはずだ。にもかかわらずそれもやらなかったところに、長瀬のプライドを感じずにはいられなかった。

長瀬智也 ©️文藝春秋

 ジャニーズにおいては稀有な存在である「男が惚れる男」だった長瀬。今後の彼はどんな道を歩んでいくのだろうか?

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