サザンオールスターズに福山雅治、星野源ら有名タレントが所属する大手芸能事務所「アミューズ」から、稼ぎ頭である俳優の佐藤健(32)と神木隆之介(27)、そしてONE OK ROCKが4月に“独立”することが発表された。

 ONE OK ROCKは海外での活動にさらなる重点を置くために新たな事務所「10969(ワンオーナインシックスナイン)」を設立。佐藤と神木は新事務所「株式会社Co-LaVo(コラボ)」を立ち上げ、所属することになった。独立発表当日の3月16日に登記された誕生したばかりの会社だ。

佐藤健(左)と神木隆之介 ©AFLO

《ONE OK ROCKは、かねてよりチャレンジを続けてきました海外での活動に重心をかけ、その動きを加速させていく為に、ONE OK ROCK自身の事務所を構え、より大きなステージに挑んで参ります。

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 佐藤健と神木隆之介は、これまでの活動・経験をもとに、弊社も資本に参加する新会社において、俳優としての活動は勿論、新たなチャレンジをしながら、更なる飛躍を目指して活動して参ります》(アミューズ公式ウェブサイト)

芸能人の『独立ブーム』

 この数年、名だたる有名タレントが続々と大手芸能事務所を退所している。

「これまで手越祐也や山下智久といった人気メンバーの退所が続いてきたジャニーズ事務所ですが、長瀬智也は3月末で、森田剛も今秋に退所します。スぺ―スクラフトからは神田うのや栗山千明らが、“美の総合商社”オスカーからは米倉涼子、剛力彩芽、リサ・スティッグマイヤーらが大量退所しました。

 彼らの多くが他の大手事務所へ移籍するのではなく、独立して個人事務所を設立しています。インターネットの隆盛で仕事の場が広がったことで大手事務所に所属する必要がなくなったということもありますが、独立劇を巡っては事務所とタレントの確執が理由だと報じる記事も多い」(スポーツ紙芸能記者)

ONEOKROCK(アミューズ公式サイトより)

 しかし事務所関係者は「佐藤や神木、ONE OK ROCKの独立もここ最近の芸能人の『独立ブーム』とひとくくりにされがちですが、それとは一線を画したものなんです」と語る。一体、アミューズで何が起きていたのだろうか――。