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「アミューズは巨大になりすぎた」三浦春馬の自死で露呈した“弱点”と佐藤健・神木隆之介“独立の内幕”

2021/03/30

genre : エンタメ, 芸能

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きっかけは三浦春馬の死

「昨年7月、三浦春馬(享年30)が急逝しました。アミューズを代表する俳優のひとりが自宅で突然の死を遂げたことは、世間はもちろん事務所としてもあまりに衝撃が大きかった。連続ドラマの撮影期間中でもあり、今後の仕事もたくさん決まっていた。そんななかスタッフも仲間も三浦の兆候に気づけなかったことにものすごく苦しみました。この原因を考えたとき、『目が届かないほど、タレントとの間に距離があったのではないか』との意見があがりました」(同前)

 アーティストの心のケア、そしてスタッフの体制の見直しを進めるなか持ち上がったのが、佐藤健と神木隆之介の新会社の立ち上げ・独立だったのだという。

佐藤健(アミューズ公式サイトより)

 佐藤と神木は15年以上にわたってアミューズに所属してきた。

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「佐藤は高校2年になりたてのとき、実家のあった埼玉から初めて原宿に遊びに行ったところをアミューズのスタッフがスカウトし、早速翌年のドラマでデビュー。2007年には『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)の主役をゲットした。2012年からシリーズ化した映画『るろうに剣心』は毎度観客動員数の更新をはかり、コロナで延期されていた『るろうに剣心 最終章』の公開が今年ようやく決まりすでに盛り上がりを見せています。

 神木はもともと子役育成で有名な事務所に所属して2歳の頃から芸能界デビューし、名子役としてドラマや映画に出演していました。アミューズに移籍したのは小学校6年生のとき。映画『妖怪大戦争』で主演をはたした年です」(スポーツ紙芸能デスク)

 長年、アミューズの看板を背負ってきた2人だが、近年は新しいジャンルの仕事にも意欲を見せるようになってきたのだという。