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板倉さんが思わず嗚咽するほど泣いた、進撃屈指の名シーン

――では、ここからはコアな『進撃』ファン向けにお聞きします。板倉さんが選ぶ『進撃』のベストシーン3つを教えてください。

板倉 まあ、ベタですけど、絶体絶命のときにミカサがエレンに言う、「マフラーを巻いてくれてありがとう…」のところですよね。もうね、最初読んだときは「へウッ……」って変な嗚咽出ましたからね。あそこ読み終わってから「エレンいいなぁ、俺も過去にミカサ的な人、助けたことなかったかなぁ」とか思い返しましたもん。

 

――板倉さんにも実際そんな過去が?

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板倉 まあ、なかったんですけどね。あとは、そうだなぁ、アクションシーンだと、「壁内編」の最後の戦いとも言えるシガンシナ区奪還作戦での獣の巨人VSリヴァイですよね。もう、獣の巨人に対して恨みがMAXになっているところで、鬼の形相のリヴァイが「さっきはずいぶんと楽しそうだったな!」ってセリフ言うところがヤバイですよ。

 しかもここって、戦闘後にも名シーンくるじゃないですか。とある人気キャラクター2人のうちどちらかしか助けられないという展開で、また「ウッ…ウググヒッ……!」みたいに嗚咽しましたよね(笑)。あと、このシーンのアニメはエレン役の梶裕貴さんの演技がすごくて、「そうだろミカサァ!」の叫びでもうドーンと打ちのめされちゃいました。

――『進撃』はその苛烈なアクション描写も見所ですが、板倉さんが「これはすごい!」と感じたシーンをお教えください。

板倉 最初に「進撃の巨人」が出てきて無垢の巨人に思いっきりパンチするシーンで、殴り終わった後、手がちょっとなくなっていたじゃないですか。あの、やりすぎな、だけど「すげぇ」って感じが好きです。あと、全編に渡り何度か出てくる“引きちぎる系”のシーンですよね(笑)。