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2021/04/07

genre : ニュース, 社会

小松園被告は体格を活かし、被害者を押さえ込む役割

小松園被告(本人のFacebookより)

 江東区でのアポ電強盗直前にも、別の犯行に及んでいる。同年2月28日午前2時半ごろ、須江被告、酒井被告、小松園被告の3人は長野県佐久市にいた。同地は須江、酒井両被告の地元で、あるブランドショップに侵入し、高級財布など35点(販売価格229万6350円)を盗んでいたのだ。その帰りに、江東区の加藤さん宅へ押し入った。

 別の社会部記者によると、「須江被告と酒井被告は地元の同級生で、2人とも地方にいるやんちゃな風貌の若者。逮捕時には報道関係者を鋭い目つきで睨むように見ていた」という。

「そのうえ、小松園被告は体格がよく、元プロレスラーの前田日明がプロデュースするセミプロ・アマのプロレス大会『THE OUTSIDER』への出場経験があります。同大会は格闘技を通して不良たちの更生を目指すとしており、現在は人気格闘家の朝倉未来も活躍していました。小松園被告は体格を活かし、主に被害者を押さえ込む役割を果たしていたようです」(同前)

 亡くなった加藤さんの恐怖はいかばかりだったろうか。

小松園被告(本人のFacebookより)

「殺意は認定できない」と強盗致死罪から傷害致死に

「警視庁は加藤さんの死因は3人による暴行で殺意もあったとして、強盗殺人容疑で3人を逮捕しました。しかし東京地検は被害者が存命の笹塚の事件などを考慮し、殺意までは認定できないとして強盗致死に切り替え起訴。加藤さんの死因は暴行時に首を圧迫するか鼻を塞がれたことによる窒息死と認定し、無期懲役を求刑していました」(前出・大手紙社会部記者)

 司法解剖をした医師は急死の兆候が見られることに加えて致死的な損傷がないこと、頸部に圧力が加わったことを示唆する所見があることから検察の主張を支持した。生前の加藤さんを診療していた医師も「(犯行時に)心不全の状態にあったとは思えない」と、3被告らの首を圧迫するなどの行為が加藤さんを直接死に至らしめたのではないかという見解を示している。