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「もう結婚を認めてあげよう」という声

 実際に、この文書を速報した複数のマスコミは、“結婚の思い変わらず”という見出しで速報ニュースを配信した。SNSの反応を見ても、「もう結婚を認めてあげよう」という声が少なからず上がっており、効果てきめんだったと思う。

 今回の文書を出した理由を、小室さんは文書の中でいくつかあげている。まず一つ目は、秋篠宮さまが昨年11月の誕生日会見で、金銭トラブルについての対応が「見える形になるというのは必要なことではないか」と述べたことだ。そして二つ目の理由として、元婚約者との話し合いが終わっていないにもかかわらず、元婚約者の一方的な話が記事になったり、更にその内容の多くが残念ながら事実ではなかったと主張する。これらを受けて、「このまま否定や反論を一切することなく穏やかに話し合いを続けることは困難であると判断し」たという。

2020年1月、新年一般参賀での秋篠宮ご夫妻と眞子さま、佳子さま ©文藝春秋

 また、沈黙を続けてきた理由についても、元婚約者のプライバシーをさらすことになる可能性や、きちんと話し合って理解を得たうえで解決したいとも考えたという。そのため、「世の中に出回ってきた誤った情報を積極的に否定することも、それに積極的に反論をすることもしてきませんでした」と説明した。

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 小室さんの文書だけを読むと、小室さん親子が、元婚約者をいたわり、あくまで話し合いによって和解の道を懸命に探してきた、と思う人もいるだろう。

 しかし、秋篠宮ご夫妻をよく知る人物は「私の知る限り、それは必ずしも事実ではありません」と明かす。