弁護士になれば収入も安定
「将来的な収入」にも一応触れておこう。まずはもちろん、小室さんが米国で弁護士になれば、安定的な収入がもたらされるだろう。仮に眞子さまと結婚するならば、天皇陛下を親戚に持つ法律家として、顧客らから盤石の信頼を得ることは間違いない。
また、眞子さまが結婚されれば、皇族の身分を離れることになるため、皇族費を基準とした一時金が税金から支払われる。「品格の保持」を目的とするもので、皇室経済会議を経て金額は決まるが、上限額は1億5250万円である。当初結婚される予定だった2018年度の予算には、1億5300万円が盛り込まれていた。
ただし、2021年度予算案には一時金は盛り込まれていない。国は来年3月までに結婚することすら想定していないということであり、この一時金が解決金に使われることはなさそうだ。
22歳だった眞子さまと小室さんも、10月で30歳に…
眞子さまのお誕生日は10月23日。小室さんは10月5日で、ともに今年で30歳を迎える。ちなみに、小室さんが眞子さまにプロポーズした2013年12月にはともに22歳だった。まさかここまで状況がこじれるとは思わなかったことだろう。
宮内庁関係者によると、眞子さまは20代のうちに結婚したいというお気持ちがあるそうだ。その「タイムリミット」までは半年だ。この状況から結婚式にまで至るのは難しいとしても、節目の年齢を越えるまでに、せめて希望ある未来のスケジュールを決めたいと考えられておられるのではないか。今月に入って慌ただしい小室さんの動きは、そのご意向を反映したものであろう。
金銭トラブルの解決を図ることで結婚に近づくのは間違いなく、今回の解決金もその目的に寄与するだろう。ただ、小室さんの結婚への課題はこれまで、秋篠宮ご夫妻が2018年に求められた「金銭トラブルを解決し、安定的な将来設計を示す」ことが主であったが、ここに来て、「国民の納得を得ること」にシフトしてきた感がある。
渾身の文書に対する国民の否定的な感情を悟ったからこそ、小室さんは早々に解決金の支払い表明という「二の矢」を放ったのだろう。2本の矢が起こしたハレーションを見れば、自身が率直な言葉で、国民の「感情」に訴える場を設定することが不可欠であることは明白と思われるが、「三の矢」も近いうちに放たれるかもしれない。