昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

2021/05/11

Hさんの入念な準備や努力

「でも、1~2年くらい前から、SNSにハンチングの下から前髪がチラ見えしているHの写真がアップされるようになったんです。知り合いのあいだでも『Hに前髪がある……』と話題になりました。なにせ、サウナのときは前髪もなかったので」

 Hさんの前髪の謎が深まっていたある日、久々に一緒に飲む機会があった鈴木さん。その日も、鈴木さんはHさんに驚かされる。

「帽子もかぶらず、ふさふさの髪で入店してきたんですよ。その姿を見て(SNSの写真はお披露目に向けた伏線だったのか……)と、腑に落ちました。植毛をしたのかもしれないけど、当然、触れられないので、普段どおり接しましたね」

 ハンチングキャラの確立やSNS写真での伏線と、Hさんの入念な準備や努力が偲ばれる。

©iStock.com

コンプレックスと向き合う戦い

 鈴木さんのケースのように“周りは気づいているが、本人には言えない”という声は多い。

「某有名芸能プロダクションの元社長は、30代後半からカツラをかぶっていた。一目でわかる不自然さで、家族から仕事仲間にまでバレバレだったが、本人は頑なに髪の話題を避けていたし、プライドが高いタイプなので誰もツッコめない」(43歳・放送作家)

「どんなときも帽子を脱がないことで有名だった42歳の友人。おしゃれで落ち着いた雰囲気で、ハゲているのは薄々気づいていたが、誰も触れなかった。

 ある日、彼が飲み会に年下の彼女を連れてきたのでみんなで飲んでいると、酔った彼女が『知ってます? この人ハゲてんの!』と大暴露。さらに彼の帽子を無理やり取ろうとするので、彼が必死に『やーめーろーよー!』とうずくまってしまった。そういうノロケプレイだったのかもしれないが、頼むから家でやってくれ……」(46歳・人材サービス)

 体型の変化は節制やトレーニングでも改善できるが、失った毛髪は戻ってこない。コンプレックスと向き合う戦いに、終わりはあるのだろうか。

2020年 ライフ部門 BEST5

1位:ベランダ50畳のワンルーム、玄関開けたら0秒でトイレ…日本で続々「ナゾの間取り」が生まれるワケ
https://bunshun.jp/articles/-/45032

2位:築古ボロ戸建てリフォーム投資の恐怖! 江戸川区駅徒歩7分で200万円の激ヤバ物件を購入してみると…
https://bunshun.jp/articles/-/45030
 

3位:不倫相手と“露天風呂付き部屋”に泊まる常連も…旅館の女将が明かす「ヤバい客」へのおもてなし
https://bunshun.jp/articles/-/45027

4位:コロナ禍で「手遅れ」が増加…失明につながる本当に怖い「目の老化現象」とは
https://bunshun.jp/articles/-/45026

5位:妻にカツラがバレて「背信行為」で逮捕へ…薄毛が引き起こした悲劇7選
https://bunshun.jp/articles/-/45025

この記事の写真(4枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー
z