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死亡する直前に起きたある“事件”
2017年暮れ、知人の縁を通じて野崎氏と知り合い、翌2018年2月には入籍した早貴。その頃、東京に住んでいた早貴は、結婚の条件として「月に100万円の小遣いをもらうこと」を上げ、野崎氏もこれを了承。55歳年下の美女を娶り、周囲に戸籍を見せびらかすなどして3度目の結婚を大喜びした。だが――。
野崎氏が経営していた会社の元従業員が語る。
「早貴が田辺の野崎邸で同居するようになったのは、4月に入ってから。一日中スマホを見て過ごし、何もしない早貴を目の当たりにして、気の短い(野崎)社長は同居してすぐ『あの女はあかん。離婚や』と言い始めました。お金のために一緒になったと言い切っていた早貴も動揺するでもなく、『それならしっかり慰謝料をもらうから』と。亡くなる当時、社長はすでに別の女性にゾッコンになっていました」
死亡する直前の時期、野崎氏の会社内では、ある“事件”が起きていた。
「早貴が出演しているAV作品を、若い社員がネットで見つけたんです。社長が死んだのは、ちょうどその話題で持ち切りになっていたさなかでした。早貴はAV出演の過去が社長にバレたら、社長からたいした慰謝料が取れなくなると考えたんじゃないでしょうか。早貴はファッションモデルという触れ込みでしたから」(同前)
セレブ生活に憧れて北海道から上京。老資産家と入籍して105日で未亡人となった早貴は、さらに1000日余りを経て、夫殺しの容疑者となった。