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開花の時まで努力と向上を続ければ必ず巡ってくるチャンス

 野球界以外にも「遅咲きのリンドウ」があらゆる方面で活躍している。阪神が優勝すると道頓堀川に投げ込まれる事がもはや大阪名物となっているカーネル・サンダース。誰もが知るあのケンタッキー・フライド・チキン(KFC)のおじさん、いや、創業者が自身の経営するガソリンスタンドにレストコーナー「サンダース・カフェ」を開設したのが40歳、以降KFCがフランチャイズとして現在の形に成長した頃には、カーネル・サンダースはあの見たままのお爺ちゃんになっていたとか。あとはスパイダーマンやウルヴァリン等、野球界にもファンが多いマーベルヒーローの作者スタン・リーが花咲いたのも40代だ。

カーネル・サンダース ©DOMI

「遅咲きのリンドウ」として花咲いた者達の共通点があるとするならば、恐らくそれは長く培った努力と、何より自分を信じた結果だという事だろう。いつか必ず巡ってくる好機。そのタイミングでベストな自分を発揮できてこそ「遅咲きのリンドウ」として花を咲かせれるのだろう。そして長く長く培った杉本の努力の成果。よく頑張ったぞ“ラオウ”。我々Bsファンは今、彼の拳王伝説からどうにも目が離せない。

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