コロナ禍となって2回目のゴールデンウィークを迎えた。7月にオリンピックを控えて感染が拡大する中、まん延防止等重点措置もむなしく、3度目となる緊急事態宣言が4月25日に東京、大阪、兵庫、京都で発令された。(全2回の1回目/#2に続く)
帰宅を呼びかけ、マスクを配る職員
緊急事態宣言によって、飲食店での酒類の提供自粛などがより強く要請された。宣言前の4月23日には毎度のことながら新宿の街頭ビジョンに首相の記者会見が映し出され、新宿区の職員達と警察が帰宅を促すべく通行人に呼びかけていたが、効果があるのかどうかは疑問だ。プラカードを持って繁華街を練り歩く職員たちを見ていると、誰かの思いつきに付き合わされているように見えて、気の毒に思えてくる。早く帰って休んでほしい。
職員たちは歌舞伎町でたむろする若者達にマスクを手渡していたが、それもすぐに捨てられ、とてもやりきれない気持ちになった。