昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

genre : ニュース, 社会

異様な雰囲気が漂う中「臨時の保護者説明会」が始まった

 4月26日19時からY中学校の「臨時の保護者説明会」は行われた。校内の体育館で行われたが、入り口で教員らが在学生徒と保護者の名前を照合し、異様な雰囲気が漂っていた。

 100名ほどの保護者が詰めかけた体育館内には、パイプ椅子が並べられ、校長と教頭が前方に立ち、横の壁に沿ってPTA会長、教育委員会のカウンセラー、爽彩さんの当時の担任教師を含めた各学年の教員20名ほどが直立不動で立っていた。

保護者会が行われたY中学校の体育館 ©文藝春秋

 昨年4月から赴任し、イジメ事件が起きた時には別の学校に在籍していた現・校長が深々と頭を下げ、臨時保護者会は始まった――。

司会 本日は大変お忙しい中、また急なご案内にも関わらず夜分にお集まりいただきましてありがとうございます。それでは初めに校長からご説明をさせていただきます。ご質問等につきましては説明等の後に時間を空けていますので宜しくお願い致します。

SNS上には学校や教員等に対する誹謗中傷が書き込まれている

校長 初めに、報道等でご承知のことと思いますが、3月下旬にお亡くなりになった市内の女子生徒が令和元年度は本校に在籍しておりました。ご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。

 令和元年度の本校の対応に対するご意見やご指摘が続いており、生徒や保護者の皆様にはご不安な想いやご心配をおかけしております。そのような中、生徒の不安解消や安全安心を確保するために、その一助になることを願い、本会を開催させていただきました。ご参加くださいまして本当にありがとうございます。

保護者会の案内 ©文藝春秋

 初めに、令和元年度、2年前の生徒指導事案につきましては、当時、前任の校長のもとで警察と情報を共有したり、教育委員会と連携しながら対応いたしました。事案の内容につきましては、報道で公表されておりますように第三者(委員会)による調査を行う方向で教育委員会が検討していると聞いておりますので、そこで明らかになっていくと考えております。調査が始まった場合には、学校として協力し、当時の学校の判断は対応が十分と言えるのか、どのような課題があったのかなど専門家の皆様に検証いただき、その結果を真摯に受け止め、今後の指導に活かして参りたいと認識しております。

 また、学校には、今回の件に関連する数多くの問い合わせやご意見が寄せられており、SNS上には学校や教員等に対する誹謗中傷が書き込まれたり、色んなことが発生しており警察と連携しているところでございます。保護者の皆様には大変ご心配をおかけしております。学校は、生徒の不安解消と安心して学校生活を送ることができるよう、教育委員会や警察等と連携して対応しているところでございます。本日は、学校の取り組み、また、保護者の皆様にご理解とご協力をいただきたいことを含めてご説明をさせていただきます。