文春オンライン

「こんな魅力的な球場、他にあります?」DJななが綴るタマスタの楽しみ方

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/06/23
note

DJななの日日是好日

 試合開始前、試合の合間、試合終了後が私たちDJの出番です。選手たちの熱量がそのまま残った状態でのグラウンドの熱い空気感。これを言葉でどう表現したら一番伝わるんだろう……。

「もわん」とした気迫とエネルギー!

 熱い魂そのものの選手の皆さん、応援してくださる観客の皆さんに伝えたい! DJでは、そんな気持ちを声に乗せています。既に体験済みの方も多いと思いますが、夏のタマスタは兎に角「暑い!」のです。夏の私は毎年真っ黒にタマスタ焼け!(色んな意味で) 選手の熱気は熱い。迫力があり過ぎてあつい。気温が暑い。

ADVERTISEMENT

 アツアツで楽しめます。

 試合終了後は両チームのファンの方々の熱い拍手の送り合い。それを見るだけで野球は最高だなって、胸が熱くなります。

 そして、何よりの楽しみは……

 その1:二軍で頑張っていた選手が一軍で活躍する雄姿を見れた時の感動! 同志の方、沢山いるのではないでしょうか? タマスタ時代から「応援していたんだぞ!」って自慢しちゃいますよね! それもまた二軍のいい所。

 その2:選手との距離感。調整中のベテラン選手をお見かけする機会があります。思わず仕事を忘れて「あ、テレビに出ている選手と今、すれ違った……」「有名な人だ!」と舞い上がっています。と21歳児に引き戻される瞬間に遭遇したりします。

©渡邊菜々

私たちと変わらない人間なんだな〜と感じる瞬間

 ちょっと前の話。

 沢山の若鷹選手の中で、最近高谷選手と少しだけお話しする機会がありました。

 試合前に「膝痛すぎて草」と呟かれていました。

 草? (笑)をwwと書く場合それが草に見えることから草、だそうです。草を超えたら森なのですが……まぁそんなことは置いておいて。「草」は谷川原選手に教えて貰ったそうですよ。和気あいあいとして、何だかほっこりした気持ちになりました。

 マウンドに上がるとオーラに包まれる凄い選手もプライベートに戻ると、普通に話しかけてくれる事もあったり……! そんな一瞬に遭遇した時、私たちと変わらない人間なんだな〜、とても良い人なんだな〜って思ってしまいます。

 今はコロナの影響で選手の皆さんとの交流は殆どありませんがベンチで話してる雰囲気とグラウンドで試合をしている雰囲気、この違い、本拠地とは違うタマスタならではの選手の姿を垣間見ることが出来て、ドキドキの毎日です。若鷹選手をはじめ、皆さんが一軍で活躍される事を心から願っています!

 私が感じるタマスタと選手の魅力、タマスタDJになった経緯、今、どんな想いでお仕事をさせて頂いているかを綴らせて頂きました。

 次回は、超満員のタマスタから、試合の様子をリアルにお届けできることを祈りつつ……今回はこのあたりで。

◆ ◆ ◆

※「文春野球コラム ペナントレース2021」実施中。コラムがおもしろいと思ったらオリジナルサイト http://bunshun.jp/articles/46104 でHITボタンを押してください。

HIT!

この記事を応援したい方は上のボールをクリック。詳細はこちらから。

「こんな魅力的な球場、他にあります?」DJななが綴るタマスタの楽しみ方

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春野球をフォロー
文春野球学校開講!