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まるで兄弟…ホークス・今宮健太と周東佑京の会話でわかった信頼関係

文春野球コラム ペナントレース2021 共通テーマ「師弟関係」

 ホークスは選手とファンとが交流できる様々なイベントを催している。

 5月5日にPayPayドームバックネット裏「みずほプレミアムシート」で行われたのは、試合の時とは違ったホークス選手の顔を見ることが出来るトークショー「ロッカールーム」だった。

 この日はデーゲームでイーグルス戦が行われ、土壇場の9回裏に上林誠知選手が同点タイムリー(5回裏にはホームランも放ちました)をかっ飛ばして5-5の引き分けに持ち込みました。勝てなかったけど、「勝ちに等しい」引き分け。その興奮と熱が冷めやらぬドームで行われたこのイベントは、来場した沢山のファンの方と、全国各地からオンライン参加したファンの方で大盛況だった。

 今回、僕はこの「ロッカールーム」のMCにご指名いただいたのだ(人生最大の大役)。そして、ゲストはホークス鉄壁の二遊間を誇り師弟関係でもある、今宮健太選手と周東佑京選手だった。

 どんなお話が聞けてどんな表情が見られるのかファンの皆様はワクワク。シーズン真っ只中で選手は大変だと思うが、ファンには貴重な機会である。

左から、筆者、今宮健太選手、周東佑京選手

公私ともに信頼しあっている2人

 このイベントで2人を見ていて関係性がとっても素敵だと思った。

 ユニフォームを着ている時は、一緒に自主トレを行っていることもあり、今宮師匠に指導を仰ぐ周東選手というイメージ。だけど、グランドを出ると仲の良い兄弟という言葉がぴったりで、MCをしながらも2人のやり取りは見ていてとても微笑ましかった。

 そんなほっこりする2人の「ロッカールーム」でのやり取りを皆さんにもおすそ分けしようと思う。

 まずは選手がステージに登壇。僕の隣に座った今宮選手の甘くてセクシーな良い香水の匂いを嗅がせて頂くという、MCの特権を味わうところから「ロッカールーム」がスタートした(僕だけすいません)。

 そして次に、2人の服装を見て仲の良さを感じた。

 この「ロッカールーム」は選手が私服で登場するのも醍醐味なのだが、その2人のコーディネートがそっくりだった。共に白いロンTに、ジーンズ、白い靴(よくある格好では?という意見は一旦スルーします)。

 もちろん合わせて来たわけでもないのにおそろコーデになっちゃう仲の良さ。2人が通じ合ってる証拠だ。実際に周東選手は、野球の相談だけでなく、洋服やブランドに詳しい今宮選手にファッションの相談も良くするそうだ。

 

 その流れで気になったのが、今宮選手がしていたマスクが森唯斗投手の名前と背番号が入った森唯斗オリジナルマスクということだった。それについて触れると今宮選手は「森にはホント早く帰って来て欲しいです!」と同じ年の守護神への想いを伝えた。一方で周東選手のマスクは?と聞くと、屈託のない笑顔で「ローソンで買ったやつです!」と即答。無邪気で真っ直ぐな周東選手! それを今宮選手は優しく見守っていた。

 たぶん、普段からもこうやってお兄ちゃんの様に見守ってあげているんだろうなと思った瞬間だった。

 それから2人の姿が本当の兄弟のように見えてきた。お兄ちゃん今宮選手は弟周東選手の言動をずっと優しく見守っていた。

 マイクを使わずに喋って全然声が聞こえなくて注意される周東選手のことも、足をパタパタさせて落ち着きがない周東選手のことも、“昨日奥さんは晩ごはん何作ってくれたんですか?”という質問に対して「魚と~肉と~魚と~アスパラと~」というツッコミどころ満載のトークの時も、「いつも周東選手のプレーをパ・リーグTVで見てます!」とエールを送ってくれた子供に対して「僕も見てます!」とボケをかまし子供を和ます周東選手のことも、、、

 今宮選手は終始優しい眼差しで見守っていた。

「周東は気分屋なので」と全てを受け入れる今宮選手のしっかりしたお兄ちゃんぷりも素敵だったし、今宮選手を信頼して安心する周東選手の無邪気な弟っぷりも魅力的だった。