6月23日夜、文春オンライン特集班は急事態宣言下の6月18日に人気YouTuber31人が集まって行われた「自粛破りの大パーティー」について報じた。
「このたびの当社クリエイターの行動につきまして、深くお詫び申しあげます。当社は、参加したクリエイターへの厳重注意を行いました。また、全専属クリエイターに向け、感染予防対策および責任ある行動について、引き続き指導してまいります」
6月24日、人気YouTuberが数多く所属する事務所UUUMは「当社専属クリエイターの行動に関するお詫びとご報告」と題する文章を公式サイトで発表。同社所属の「水溜りボンド」のトミー、「アバンティーズ」のそらちぃ、ツリメらが同会合に参加したことについて謝罪した。また、同会合に参加していたあやなん、5人組人気YouTuber「コムドット」、関根りさ、古川優香らも自身のツイッターで謝罪した。
若者を中心にカリスマ的な人気を誇るYouTuberだが、近年彼らが引き起こすトラブルが多発している。動画の再生回数を稼ぎたいYouTuberの迷惑行為が刑事事件に至ったケースもある。なぜ、彼らは“暴走”するのか? 今回、緊急事態宣言下での会合が明らかになったことで、改めてYouTuberの「モラル」が問われているといえるだろう。
そこで文春オンラインでは、YouTuberが引き起こした「事件」の記事を再公開することとした(初出2021年3月17日、肩書き、年齢等は当時のまま)。
◆
ファンだった15歳の少女にわいせつ画像を送らせたとして、3月17日、児童ポルノ禁止法違反容疑で、人気ユーチューバーの「ワタナベマホト」こと、渡辺摩萌挟容疑者(28)が警視庁に逮捕された。
渡辺容疑者は1月21日、元欅坂46の今泉佑唯(22)との結婚、今泉の妊娠を発表したばかりだった。
すべては渡辺容疑者と今泉の結婚が報じられた1月21日に生配信された、あるユーチューバーの生配信による告発がきっかけだった。
「人気ユーチューバーの『コレコレ』が配信番組で、昨年11月マホトが15歳の女子高生にわいせつ画像を要求していたことを詳報した。番組には、被害少女本人も音声で登場して、声を詰まらせてマホトの卑猥な行為を告白。女子高生はファンの立場につけこまれ、『写真を30枚送れば通話で言葉責めをしてやる。50枚なら直接会ってあげる』と、マホトから条件を付けられたと証言しました。
さらに、マホトは口止めのために、女子高生に学生証が一緒に映り込むかたちでわいせつな写真まで撮影させていた。『バラしたら画像を晒すぞ』と脅すこともあったそうです」(スポーツ紙記者)
「逮捕は免れそうだ」と語っていたワタナベマホト
この生配信の翌日、渡辺容疑者の所属事務所「UUUM」は契約を解除。渡辺容疑者を連れ赤坂警察署を訪れたという。
「ワタナベは警察署で、今回の女子高生との一件について事情を説明したが、まだ少女から被害届がでていないことや、事件のウラがとれていないことからその日は帰されたそうです。
その後、ワタナベは周囲に『被害女性はツイッターで罪を認め謝罪をすれば、被害届は出さないと言ってくれている』『逮捕は免れそうだ』と語るなど、安堵していました。ところが、今回の事件を知った少女の親は、事件を決してうやむやにするつもりはなく、少女の周囲も警察に行くことを促したといいます。その結果、ワタナベの思惑通りには事は進まなかった」(UUUM関係者)