前の客が舐めた乳首をそのまま口に含むことに…
つまり、男性客と隣席し、おっぱいを揉ませ、キスまでするという、「三つの密」が行われていた。しかも、乳首を完璧に消毒していない限り、前の客が舐めた乳首をそのまま口に含むことになる。正直、これではコロナ感染の確率が高くなるのも致し方ない。
おっパブのリスクが高い理由はほかにもある。もっと直接的な風俗店、ソープやヘルスが原則個室での1対1でのサービスを行っているのに対して、おっパブのほとんどはキャバクラ様式の中~大箱の店内という“ひとつの空間”でサービスが行われている(間仕切りで個室感を出す店もある)。
このように中規模な密閉空間が完成している上に、おっぱいをむき出しにするプレイスタイルが重なることで、より他者の目に触れにくい状況が不可欠となってくる。そのために、照明を暗くしてキャストと客が密着する(ダウンタイムなどと呼ばれる)という知恵を使うのだ。だが、これがまた店側の管理を難しくする側面もあり、コロナ禍においては、不利なサービス形態と言わざるを得ない。
このような状況下、おっパブが生き残る為にはどうしたらいいか? 例えば、密を少なくして屋外での営業にでもすれば多少はリスクが減るだろうが、そんなことをやったら公然わいせつでパクられる可能性が大だ。当事者にとっては厳しい日々が続く。
2020年8月26日 「歌舞伎町の立ちんぼ」の今
コロナで青息吐息の歌舞伎町だが、ここ最近、微妙な変化がみられるようになった。その典型例が住人同士による微妙な“歪み”だ。そのひとつとしてあげるのが、“中国人立ちんぼ”の復活と、それによる影響である。
緊急事態宣言の渦中はもちろん、7月頃までは「定位置」……具体的にいえば、えび通りの横、CMで有名な某シティホテルの前、風林会館交差点などでショーバイをしていた彼女たちの姿が、パッタリと見られなくなっていた。それが、いま現在、少しずつではあるが仕事に戻り始めている。歌舞伎町の老舗飲食店経営者の話だ。