文春オンライン

2021/07/06

「また小池が!?」と嬉ションするおじさんたち

 まず、小池氏の休養が発表された翌日(6月23日)の夕刊紙。キヨスクの広告を並べてみよう。

『突然の休養 広がる疑心暗鬼』(日刊ゲンダイ)
『本当の症状と入院憶測』(夕刊フジ)
『上野動物園パンダ双子誕生』(東スポ)

 ゲンダイもフジもとにかく疑っていたのである。東スポの広告はパンダだったが『都議選前に疲労ダウン 小池一気総理狙いも』という記事をちゃんと載せていた。このまま退任して国政に二階氏が担ぎ出すのでは?と。

©文藝春秋

 私がここでお伝えしたいのはオヤジジャーナルがとても嬉しそうだったことだ。

 もちろんそれは入院のことではなく「また小池が何か仕掛けてきたのか⁉」という勘繰りができて嬉しそうだったのである。

「疑心暗鬼」や「憶測」という文字はそのままオヤジジャーナルの嬉ションだと思っていい。政局記事に結び付けることができて嬉しさのあまりオシッコを漏らしているのだ。私もそんな興奮状態をみかけて嬉ション状態であった。

 もっといえば、おじさんが好きな戦国武将の覇権争いや騙し合いの構図を今、十分に提供してくれるのが小池氏なのである。もはや唯一無二の存在。以前に産経新聞が小池氏のことを「政局の鬼」と書いて素敵なフレーズだと思ったが逆に言えば小池氏にはそれしかない。オヤジジャーナル道を生きている。

 一般紙の政治面もいかに今回の都議選報道で小池氏と相性が良かったか。