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“ガチンコ”企画への猛反対で初回収録はお蔵入りに…

 初回収録を終えた途端、雲行きが怪しくなって来たのだという。

「元々運営側は、メンバー同士のドラフトで新たにチーム編成等を決める、“ガチンコ”オーディションの様な企画を用意していたんです。大人数グループですから、人気があるメンバーもいれば無いメンバーも勿論いる。自分の立ち位置を突きつけられる様な内容で、不安を煽る様な演出もあった。収録現場で泣き出すメンバーもいたそうですよ」(同前)

 現に初回収録後、メンバーの込山榛香はTwitterで「『乃木坂に、越されました~崖っぷちAKB48の大逆襲~』の収録が終わって、素直に頭痛と涙が止まらないです いつか前向きな気持ちになれるといいな」等と心境をつづっていた。

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込山榛香 公式HPより

「特に一部のメンバーは激しい拒否反応を示していました。『選抜総選挙』もこの2年開催されていないですし、最近はこういう“ガチンコ”企画への“耐性”が全体的に下がっていたのかもしれません。『このまま放送したほうがいい。これでこそAKB48だ』という意見もあったのですが、最終的にはあるメンバーから猛反対を受け、運営側が“忖度”した結果、当初の放送内容はお蔵入りになってしまいました」(同前)

初回放送はAKB48の歴史を振り返るだけの内容

 放送内容の変更については、メンバーの北澤早紀や篠崎彩奈が動画配信サービス「SHOWROOM」の生配信でも明かしていた。北澤は「ガラッと趣旨が変わりましたね」と話し、篠崎は「AKBメンバーが不安に思っていた企画が無くなったので。(初回収録の内容は)多分あれは全部カットですね」と説明。「今は楽しみでしかない」と笑顔で語っていたが、新しい企画に差し替えられたのは事実の様だ。

番組内で涙する山内 テレビ東京公式HPより

 肝心の初回放送は、AKB48の歴史を振り返るだけの内容だった。前田敦子や大島優子などの過去の映像やミュージックビデオを使い、「唯一の武器は『全力』な我武者羅さ」と解説。現メンバーに向けて、「消えてしまったように見えた彼女たちの『我武者羅』は本当に消えてしまったのか?」と訴える構成だった。