ルイ・ヴィトンでのショッピングに温泉宿でのフグ会席。さらにはサンタクロースからだという、モンクレールのダウンのプレゼント(31万円のレシート付き!)…。誰もがうらやむキラキラ生活を、「看護師の休日」としてインスタグラムにアップしていたひな子。しかしその実体は、夜を共にした男の寝首をかく、“コソ泥パパ活嬢”だった――。
◆◆◆◆
7月7日、愛知県警は東京都在住の無職、水谷洋瑛(みずたにひろえ)容疑者(22歳)を逮捕した。彼女には昨年11月、男性宅から時価150万円相当の指輪を盗んだ、窃盗の疑いがもたれている。
筆者は、この事件の被害者で、名古屋市在住の50代の会社経営者、A氏に直接取材することができた。
彼女との出会いをA氏が振り返る。
「出会い系アプリ」で水谷容疑者と知り合う
「彼女とは昨年9月、いわゆる出会い系アプリで知り合ったんです。アプリ上では彼女は『三重県在住』となっていて、同じ中京圏ということで、何度かメールをした後、会って一緒に食事をしました。看護師だったことや、男性の家を転々としていることなど屈託なく話す彼女を気に入り、それから約1週間後に再び食事を共にしました。その後、流れで彼女は私の自宅に来ることになり、そこで初めて一夜を共にしました。出会い系アプリでの出会いでしたし、年の差もあるので、『お手当を要求されるのでは』とも思いましたが、意外にも彼女は『美味しいものを食べて楽しい時間を過ごせたから』と、金銭を要求してきませんでした」
その後、2人は食事をしては夜を共にするというデートを繰り返したほか、関西に泊りがけの旅行に出かけたこともあったという。
「飲食店については、毎回彼女は高級店を指定してきました。出てくる料理をいちいちスマホで撮っていましたね。友人の女子大生が、名古屋の会社社長の愛人をしており、いつも高級店で食事をしているそうで、その子に張り合っているようでした。
『贅沢して遊んで暮らしたい』という夢も語っていましたが、彼女から金銭の要求は結局一度もなく、タクシー代として、合計15000円ほど彼女に渡したくらい。『謙虚でいい子だな』と思っていたんですが…」(同前)