――まことお兄さんの「二の腕」、すごいですよね。筋トレはされているのでしょうか?
「体を動かす仕事なので、いつでもきちんと動けるように整えてはいます。でも、いわゆる腕立て伏せとかをしているわけではなくて、昔から体操をやっていたせいもあるでしょうし、あとはたまに逆立ちしたりとかですかね。でも、自分から筋肉をアピールしたいわけではないんですよ(笑)。演出さんの指示もありますしね」
「自制の大変さより、多くの子どもに楽しんで欲しい想いの比重が大きい」
――少年時代はどんな番組が好きでしたか?
「子どもの頃はヒーローものが好きでした。仮面ライダーとか、スーパー戦隊シリーズとかですね」
――お兄さんという立場上、タバコを吸ったりお酒を飲んだりすることはNGですか?
「タバコは吸いませんし、お酒も今はコロナ禍ですからね。コロナの前は、たしなむ程度にはお酒を飲むこともありました。成人ではありますから」
――生活のなかで自分をさらけだせないことが窮屈に感じませんか?
「大変なことはもちろんあります。出演者ならではの悩みもありますし、窮屈な部分もテレビに出ている人間には、少なからずあると思います。ただ、私にとっては、『教育番組にお兄さんとして出演し、子どもたちにエンターテイメントを届ける』という以上のものはないんです。自分への制限の大変さ以上に、1人でも多くの子どもたちに楽しんでもらいたいという想いの比重が大きい。
「すみません、そこはお答えできません」
だから、大変なこともありますけど、ありがたいですよね。感謝というか、一人でできることではないので。私を表に出してくれている裏方の皆さんも、一緒に出ている出演者の方もそうですし、これまで僕を育ててくれた方々もそうです。そういった人たちのおかげで、いまの私がステージに立たせてもらえていますから」
――まことお兄さん、昔からモテたのではないですか?
「モテるかモテないかはわからないですけど、僕自身は人が好きでした」
――そのなかで一緒にいて落ち着く、生涯の伴侶をみつけたということでしょうか?
「…(笑)。すみません、そこはお答えできません」
最後まで、「体操のお兄さん」として“鉄の掟”を守り続けた福尾。終止、笑顔で記者の質問に応じてくれた“まことお兄さん”は、これからも子どもたちやママたちの心を癒していくに違いない。
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