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「ハンディキャップがある子にはどんなアプローチができるのか?」

 苦手なものがあったり、得意なことがあったりするなかで、苦手な部分を克服しようというだけではなく、得意なところがあるなら得意をもっと伸ばしていこうとか。もっと言えば、これだけ子どもがいる中で、ハンディキャップがある子、例えば目が見えない子や耳が聞こえない子に対してはどんなアプローチができるのか? とか。そんなことを考えています」

直撃取材に応じる福尾 Ⓒ文藝春秋 撮影・細田忠

――「からだ☆ダンダン」も足が不自由な子どもにもできるよう、振り付けを変えて放送したことがありました。

「はい。私の同級生でも下半身不随になってしまって、車イスの生活を余儀なくされている方がいるんです。彼にも相談して、完全に平等というのは難しいですけど、『1人でも多くの子どもたちに何か元気になるものを提供したい』という思いでやりました」

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――親子体操の「あ・そ・ぎゅ~」ですが、幼児を抱っこしたりアクロバティックなポーズが多く、中年の親にはキツイです(笑)。

「そうだと思います(笑)。ただ、やはり難しい部分ではあるんですよ。『お兄さんだからできるんでしょ』という声もありますから。でも、別に完璧にできる必要はなくて、一緒に子どもと体操をやることで、肌と肌じゃないですけど、子どもとふれあう時間が確保されたら嬉しいなと思いながらやっています。一緒に番組をみてもらって、家族で『これ無理だよね、重くてできないよ!』というような、ふれあいの時間が少しでも多くなればいいなと思っています」

12代目体操のおにいさんを務める福尾 公式HPより

お兄さんの絵は「個性的」…?

――お兄さんは「絵が個性的」と言われています…。絵は苦手ですか?

「番組をよく見てくださってありがとうございます(笑)。絵は好きなんですけど、好きと得意はまた別なんだなと…。ただコーナーとしては、僕の中で『うまく描けた』というときもありますし、『うーん…』というときもありますよ」