静岡県内の病院で看護師にケガをさせたとして逮捕された俳優の広末涼子容疑者(44)。
新東名高速道路で追突事故を起こして搬送された病院で歩き回り、後を追った看護師を蹴ったり引っ搔いたりした疑いだ。事故を起こす直前に立ち寄った浜松市内のサービスエリア(SA)でも、見知らぬ人に「広末でーす」と声をかけたり身体を触ったりしていたという。
所属事務所はHPで「一時的にパニック状態に陥った」としているが、連想されたのは、2023年に広末容疑者が鳥羽周作シェフとW不倫問題を起こした際に、元夫のキャンドル・ジュン氏が会見で語った「2年に1回ぐらい、彼女の心の安定が崩れる」という言葉だ。あらためてキャンドル氏の会見を見直すと、広末容疑者のメンタルの特徴が見えてきた。
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キャンドル氏が都内で緊急会見を開いたのは2023年6月18日。冒頭、鳥羽氏の家族や関係者に謝罪すると、深く長く丁寧に頭を下げた。顔を上げて“フーッ”と長く大きく息を吐き、口を開いた。
「お伝えしたいことの一番は、妻、広末涼子が育児放棄をしたことは一度もありません。私にとって良き妻ですし、なにより子供たちにとって最高の母であり、家族や親せきの中でも最も頑張る、すてきな女性です」
その後少し言い淀んだが、視線を落として広末の精神状態について話し出した。
「今日、自分が皆さんに黙っていたことを話そうと思い、この場があります。自分が妻と出会った頃、その時の彼女は心が不安定で、その後の結婚してからの良き妻であり、良き母である彼女とは180度違う人物でした」
「彼女が急変してしまう理由は芸能界に若くして入り…」
キャンドル氏は、シングルマザー時代は不安定だった彼女が、結婚によって精神的に安定してくれた、と思ったという。だが現実は違った。ひとしきり自身がキャンドルを作る理由や世界平和について語った後、再び広末容疑者に言及する時は唇が微かに震えていた。
「彼女が急変してしまう理由は、彼女が憧れだった芸能界に若くして入り、その当時の芸能界を自分は中身を知るわけはありませんが、想像するに、今よりも強烈なプレッシャーが。(中略)真面目で優等生だった彼女も、全部何とか頑張って受け止めを求められることに応えようとやっていった先に、心が壊れてしまったんじゃないかなと思います」
そんな広末容疑者の危ういメンタルを「一生懸命隠してきた」と語る時には、隠してきたことを話す緊張感とストレスからか、キャンドル氏のまばたきが増えた。
そしてプライベートでの広末容疑者が、意外にも美容や外見へのこだわりが極めて薄く、子どもが通う学校の行事にも積極的な性格だったと話す。