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インナーチャイルドをないがしろにして……

 みんな自分の中に小さい自分がいて、それをインナーチャイルドというのだそうだが、いつも自分の都合で無理して頑張ってしまい、そのインナーチャイルドをないがしろにして結果、病んでしまったり何かからだとこころに不調をきたしたりすることがある。

大宮エリーさん ©文藝春秋

 そのインナーチャイルドというのを本で読んだけれど、よくわからなかったが、小さなエリーちゃんが、明らかにわーいと無邪気に喜んでいるのがわかったのだ。

 そしてうれしなき。

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 魂が喜んでいる感じ。

 今回、コロナ禍で自分でも気づかないうちにとても疲れている、参っている人が多いと思う。

 吐き出せないというか。この閉塞感と先が見えない感じ、理不尽な世の中への諦めにも似た……。

 そのなかでどうしたらいいかなと思った時、私がみた聖地、不思議なことが起こった場所をお届けすることでなにかみなさんに寄り添ったり、気分転換の一助となればいいなと思った。

 6月に発売されて話題になっている大宮エリー氏の2冊の写真集「SACRED SPACE」「SHASTA」。2020年、自らの癒やしとチャージのために訪れた、長野県・諏訪大社の御柱と北海道・洞爺湖。そして2012年に訪れた米・カリフォルニアの聖地とされるシャスタ。様々なパワースポットで大宮氏が撮影した写真が納められています。

「おんばしら」諏訪大社のおんばしら。長野県の諏訪湖のまわりに、湖を守るように、前宮、本宮、秋宮、春宮と4社が鎮座。それぞれに、またその聖域を守るように4隅に、御柱が立っている ©大宮エリー
「洞爺湖」洞爺サミットで有名な北海道にある湖。アイヌの方々の聖地と言われています。龍がたくさん住む、とか、中洲の三角はピラミッドで、宇宙エネルギーを集めているなどの伝説も! 確かに元気になった気が ©大宮エリー

 彼女はこう話してくれました。

「写真集ですが、そこにはそれぞれの場所の解説が書いてあります。写真は窓です。その場所とつながるような気持ちで、ぱらぱら見てもらえたら。よく撮ろうとしたのではなく、その聖なる場所や存在が、こう撮ってくれ!と指示してきた(感じがした)のに従って、エネルギー最大になる感じで撮影しました。

 すーーっとしたらいいなあと思います。奇妙で不思議なきもちになるページもあるかもしれません。

 今思えば、2012年その地を訪れたあとに私は突如、画家の仕事がはじまったのでみなさんにも、このコロナ禍で、いろんなことが止まってしまう時代に、突如、新たな、本当に魂が喜ぶような仕事なり活動なり、趣味なり、生き方がはじまるきっかけにこの聖地がなったらいいなと思ったりしています」

「SACRED SPACE」大宮エリー氏が撮影した初の写真作品集

販売場所:大宮エリー公式オンラインショップ https://ellie-office.shop-pro.jp/

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。