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新国立越しの花火と意外な“街頭テレビ”

 開会式が始まると、打ち上げられた花火に歓声をあげながら、一斉にスマートフォンを向ける人々の姿が。花火が終わると自然と拍手が巻き起こった。沿道から開会式の様子を見ていたという40代の夫婦は「ブルーインパルスをみて感動したので、来ました。やっぱりテレビを通してじゃなくてオリンピックの空気が味わいたい」と興奮が冷めない様子で嬉しそうに語ってくれた。

花火を写真に収めようとする人々 ©文藝春秋/細田忠
花火を写真に収めようとする人々 ©文藝春秋/細田忠

 国立競技場のすぐ近くにある千駄ヶ谷大通り商店街にある店舗では、テレビの前に人垣ができており、大勢で開会式を観戦していた。日本選手団の入場時には拍手と歓声が巻き起こり、賑わいをみせていた。令和の時代にもかかわらず、1964年を思い出させるような、レトロな風景が見られた。

まるで昭和…? 店舗のテレビで開会式を見る人々 ©文藝春秋/上田康太郎

 なんだかんだで都内各所で盛り上がりを見せていた開会式の日の東京。しかし、式典の後も祭りは続いていたようで…。(#2に続く)

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。