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開会式のスタートを待つ新国立の周囲は…?
開会式が近づくにつれ、徐々に会場周りのボルテージも高まって来る。17時すぎの新国立競技場前では、取材関係者が列を作り、その様子を撮影する人の姿もあった。
スタジアム通りでは競技場に面する道が通行止めとなり、反対側の歩道は警察官と歩行者でごった返す様子も。
夕方頃には、新国立競技場周辺を中心に本格的な交通規制が開始。一般車両や通行人を警察官らが誘導していた。最高気温34度の猛暑のなか、テントに入り暑さを凌ぐボランティアスタッフ達の中には「熱中症で倒れた人もいた」という。
「開会式の雰囲気だけでも味わいたい」とスタジアムへ足を運んだ人たちは、高い柵の隙間から必死で撮影を試みていた。20代ぐらいの女性2人組はその様子を報道カメラマンに撮影されそうになると「えー、やばい。どうしよう(笑)」と顔を見合わせながらも撮影に応じた。カメラマンも満足げだった。
五輪モニュメント近くで声をかけた男子大学生二人組は、「本当は五輪アルバイトをしたかったけど、開催するのかが分からなくて迷っている間に応募を逃してしまった。開会式と閉会式が一番楽しみだったから開会式の前日のごたごたはびっくりしました」と残念そうに語ってくれた。
「五輪のために昨年から準備していたんです」という着物を来た観客の1人。着物の市松模様には「各競技の名前が入っていて、帯には世界各国の国旗が入っている」とのこと。