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閑散とした新橋、「最近は関係者パスを首から下げた方たちが…」

 普段はサラリーマンでごったがえす新橋駅も、今日は閑散としていた。24時ごろには、新橋駅周辺に、人影はほとんど見えなかった。

閑散としたSL広場 ©文藝春秋/細尾直人

 近隣の飲食店の従業員が言う。

「休日の新橋は人が少ないのですが、いつも以上に人が歩いていないです。昨日、一昨日のほうがお客もまだいましたね。ここ最近は五輪の関係者パスを首からさげた外国人の方たちが4、5人でよく飲み歩いています。今日は一組のみでしたけど…」

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新橋の商店街にも人通りは少ないが… ©文藝春秋/細尾直人

六本木には開会式中に外国取材班が…

 外国人の集まる街、六本木も五輪熱は微妙だったようだ。六本木交差点すぐ側のオープンテラスのバーのテレビには、開会式の中継が流れていたものの立ち止まる人は居なかった。バーの関係者はドラクエの行進曲に飛び跳ねながら喜んでいたが、「バッハの話、長くて見るの疲れちゃった」と仲間と雑談をしていた。

六本木では開会式の中継に目を向ける人は少ない ©文藝春秋/細尾直人

 式中には首から下げた赤い紐に「五輪関係者パス」を付けた外国人5人組の取材班が六本木にやってきた。「これから取材だ! その前に腹ごしらえだ」と陽気に話し、1時間ほどケバブ屋に滞在。その後、記念写真を撮りながら観光を楽しんでいた。

ケバブ屋から出てきた外国人取材班 ©文藝春秋/細尾直人