黒髪強制の頑迷な感じに、なんぞと思うわけですよ
で、これと併せて先日髪を黒く染めるよう学校から強く求められた大阪府立高校の女子生徒が登校拒否になって大阪府を提訴するという事件も発生していました。校則違反なんだそうです。生まれつき髪の毛が茶色かったり、場合によっては海外からの学生ではそれ以外の髪の色の場合もあるわけなんですが、そういうのも全部黒く染めさせないと登校を認めないとかいう頑迷な感じでありまして、なんぞと思うわけですよ。私なんて高校時代から若白髪で爺フェイスでしたから悲しかったです。ええ、自分から白髪ぼかし買ってきて自分で染めてましたよ、泣きながら。途中で面倒くさくなってやめて開き直って白髪のまま登校しましたさ。お前らに老け顔や白髪のコンプレックスが分かってたまるか。高校時代放課後に散髪行ったら床屋の親父に「大将、今日会社休みですか」とか声かけられるんだぞ。ちくしょう。ちくしょうめ。
私のことはどうでもいいんだよ。で、ネットでも騒ぎになっているんですけど、書き込みを見ていると校則がびっしり書き込まれた手帳の画像を示しながら「うちの高校はもっと酷かった」「いやいや、私の母校はもっととんでもなかった」といった酷い校則自慢が始まっておりました。
実際問題として、大学に入ってみるとそういう頭髪や服装は自由となるわけですけど、せいぜいいても金髪かモヒカンぐらいが少数いるのみで、大多数が自由な環境を謳歌するというよりは、大学生諸君はだいたい地味メンライフを送っておるわけですね。人間、自由を与えられると自由の限界を試そうというよりは拘束されていないということに満足感を得て普通に地味に暮らす人たちが圧倒的多数であることを知るわけであります。