「NHKのアナウンサーなら国旗ぐらい記憶して」
確かに生中継ではエチオピアやアルゼンチン、ポーランドやポルトガルの国旗を持った選手達が次々とカメラに向かってアピールしていたが、桑子アナは小声で「これは…」「ん~」などと言って、具体的な国名や選手名を紹介することはほとんどなかった。ともに実況を務めたベテランの三瓶宏志アナ(52)が「ポーランドの選手ですね」「先ほどイタリアの選手も映りましたね」と助け船を出す場面が目立った。
「ポーランドはインドネシアと国旗が似ているからまだしも、アルゼンチンやヨーロッパ諸国の国旗を見ても“スルー”というのはさすがに驚きました。国旗だけでなく、金メダリストが集まったレスリング女子日本代表や、海外の有名選手が映されても無反応。予め用意されていたとみられる、別の競技の紹介文や各国のエピソードを読み上げているだけでした」(前出・キー局社員)
実際ツイッターなどのSNSでは「桑子アナ、オリンピック見てない疑惑」「国旗も選手もあんまり覚えてないんだな」「NHKのアナウンサーなら国旗ぐらい記憶しておいて」など、落胆する声が多数上がっていた。
五輪の開閉会式は『スポーツに造詣が深いから』という理由では選ばれない
ただ、桑子アナの“胸中”を察して擁護するNHK関係者もいる。
「五輪の開閉会式の実況というのは花形中の花形で、NHKの中でもエースが抜擢されるのは間違いない。今回も開会式を和久田麻由子アナウンサー(32)が務め、閉会式を担当した桑子アナと合わせて“Wエース”の形でした。
NHKには長年スポーツ番組を担当していて、取材にも定評のある杉浦友紀アナ(38)などもいますが、もはや五輪の開閉会式は『スポーツに造詣が深いから』という理由では選ばれない。その時の看板アナウンサーが選ばれるんです。