NHKの「エース」とも言われる桑子真帆アナウンサー(34)が、8月8日に国立競技場で行われた東京オリンピック閉会式生中継の実況を務めた。もはやファンの間では「定番」となってしまった“言い間違い”もあったが、それ以上に局内で囁かれるのは発言への“消極性”だったという。
スポーツ紙デスクが解説する。
日本代表選手紹介でのミス、そして不自然な“口数の少なさ”
「桑子アナは2018年の平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック開会式の生中継で『今日の閉会式を通じて…』等と初歩的な言い間違いをして、視聴者の間でも話題になってしまいました。更にこの年、大みそかに総合司会を務めた『第69回NHK紅白歌合戦』でも、白組が優勝した際に『紅組に優勝旗が渡されます』と伝えるミスを犯してしまったんです。今回も閉会式の中継担当が桑子アナだと発表されると、ネット上では新たな言い間違いを心配する声が上がっていました」
かくして始まった生中継。
選手入場でアーティスティックスイミング日本代表の選手達が登場すると、桑子アナは「あー、マーメイドジャパン。新体操の皆さん」と誤って伝えてしまった。その後「アーティスティックスイミングの皆さんでした、失礼致しました」と訂正していた。
「ミスは誰にでもあることですし、後から訂正や謝罪もしていますから、致命的な言い間違いではなかったかもしれません。とは言え日本代表の選手紹介でミスをしたのは事実。やはりツイッターでは『今回もやっちまったか』『日本チームの愛称とか頭に叩き込むもんじゃないの?』などの批判的な書き込みが相次いでいました」(前出・スポーツ紙デスク)
ただ、2時間以上に及んだ閉会式の生中継で、明らかな言い間違いはこの1つだけ。それほど大きな問題ではなかった。一方で、それ以上に不自然だったのが桑子アナの“口数の少なさ”だったという。キー局の社員が言う。
「選手入場が始まると、各国の代表選手やスタッフが続々とカメラに映し出されます。視聴者としては『この選手いたなぁ』『この国は強かったなぁ』とそれぞれ思いをはせて楽しむシーンですよね。ですが、次々に国旗や選手がアップになっていっても、桑子アナはなかなか言葉を発しなかったんです」