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一山選手は、8位入賞と日本人の中で最高順位を記録している。レース後半まで先頭集団に食い込んでおり、自然と解説の時間も伸びた。
「ちゃんと彼氏もいるし」
「増田さんは一山について『高橋尚子さんや野口みずきさんの練習量は誰にもできないなんて言われていた時期もありましたけど、一山さん(の練習量)はそれに近い、むしろそれよりも……』と彼女の膨大な練習量を紹介しました。そこまではよかったんですけど、次が問題でした。
『スキンケアも好きだしちゃんと彼氏もいるし。30歳までに親に孫を見せるんだって言いながら、メニューをこなしてるんですね』と一山の“恋愛事情”に踏み込んだことに、多くの視聴者が拒否反応を示したんです」(同前)
元々の陸上好きは増田氏の“特ダネ”に慣れているので「そんなことまで調べているのか、さすが増田さん」という反応が多かった。しかし日常的には陸上を見ない層から「そこまで個人的なことをしゃべっていいの?」という疑問が噴出した。
この疑問の声は本人の耳にも届いており、女子マラソン翌日の8月8日の総括会見で増田氏自身が、“彼氏暴露”について「(一山選手が所属するワコールの)永山(忠幸)監督にしこたま怒られました」と自虐した。
「増田さんの小ネタ解説の中でも、恋愛の暴露は何度かプチ炎上を起こしてきましたからね。オリンピックでプライベートをネタにするのは明らかにやりすぎでした」(同前・スポーツ紙記者)
放送でも、実況を担当したアナウンサーの増田氏の小ネタに対するリアクションは控えめだった。