近所のロッテリアが閉店した。
そんな経験をお持ちの人がいるのではないだろうか。マクドナルドやモスバーガーに比べると、ロッテリアの影は薄い。
実は現在、ロッテリアが大量閉店している。そして、その跡地には「ゼッテリア」という店が入っている。
なんだか似た店名で、SNSでは「ロッテリアのパクリ?」「違いが分からない」との声も散見し、中には「俺たちのロッテリアを返せ」と叫ぶ熱心なロッテリアファンもいるようだが、両者はどのような関係にあるのか。
実は、ロッテリア大量閉店からのゼッテリア誕生は、現在のファストフードをめぐる状況をよく表している。今回は謎の店「ゼッテリア」を訪れつつ、同業界の今後を考えてみた。
わずか2年半で約4割減……ロッテリア「大量閉店」の真相
ロッテリアの店舗数はこの数年で大きく減っている。
実は2023年、「すき家」などを傘下に持つゼンショーに買収されており、同年からはゼンショーグループの一員として営業をしていた。そこから閉店が続いているのだ。2023年1月の段階では358あった店舗は、2025年6月の段階では222店舗。2年半で実に4割弱の店舗がなくなった。
その代わりとしてゼンショーグループが進めているのが、ロッテリアの業態変更。旧ロッテリアの店舗を居抜きで別のブランドに変えている。そしてそれが「ゼッテリア」なのである。
このゼッテリア、勢いを増していて、2026年春にはロッテリアの店舗数を超える勢いだ。まだ見たことがない人も、これからよく見かけるようになるかもしれない。
店の前を訪れると、どうやら「ハンバーガー」が売りのよう。それだとロッテリアと同じような気もするが……ロッテリアをわざわざゼッテリアに変えたのは、どんな意味があるのだろうか。

