長男がカラオケで歌った「感謝ソング」
「6月上旬に母親、少年、Mちゃんの3人でカラオケに行ったと聞きました。少年がベリーグッドマンの『おかん~yet~』という曲を入れて“ありがとう ありがとう 明日も明後日も 大好きなお母さん 幸せな姿見せたくて”と歌ってくれたと母親が感動してSNSに書き込んでいました。
しかしMちゃんは育った施設の先生やお友達と離れたことが寂しくて、『施設に戻りたい』と泣くこともあったようです。母親が家を留守にすることも多く、Mちゃんの世話をしていた少年も、最初は『頼られている』と喜んでいましたが、徐々にストレスをためていたのだと思います」(同前)
新聞報道では「少年はMちゃんと母親との3人暮らしだった」とされているが、その状態に至るまでの経緯は複雑なものだったという。
「あの家庭は本当に複雑なんです。昨年10月に母親が現在の夫と2人で大津の家に引っ越して、4月にMちゃんを施設から引き取って3人で暮らす予定でした。しかし少年が母親と一緒に暮らすことを希望したのです。4月からしばらくの間は母親、現在の夫、少年、Mちゃんの4人で生活していたようです。
少年は小学校3年生から中学卒業まで施設で過ごし、卒業後は解体関係の仕事をしていた。母親と一緒に暮らすのは約8年ぶりだった。Mちゃんは生後8カ月から施設に預けられていたので母親と過ごすのは約5年ぶり。しかし4人で暮らし始めてすぐに、少年が『交際している女性と同棲する』と言って家を出ていってしまったんです。その後6月には、夫婦関係が悪化して夫も家を出ていきました。7月になって長男が戻ってきたため、事件が起きた当時は母親、Mちゃん、長男の3人暮らしになっていました」
さらに知人は、こう続ける。
「実は、母親にはMちゃんと少年以外にも2人の子供がいて、その子たちは施設に預けているとも聞いたことがあります……」
取材班は母親に再びコンタクトをとった。すると母親は40分にわたって、取材に答えた。(#3へつづく)
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