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《党内からは「首相が前面に出て来たから、おかしなことになった」などと、首相への厳しい声が相次いだ。》(毎日新聞8月23日)
おい、首相が前面に出たって理由で怒られてるぞ!
菅氏はかつて「陰の横浜市長」とまで言われ、揺るぎない地位を築いて国政に出たが今の姿はこれである。記事の見出しは『首相の不人気 鮮明』。毎日新聞のいじわる。
しかし菅首相はへこたれない。
『首相、10月前半の解散を模索…ワクチン接種拡大で逆風の緩和に期待』(読売新聞オンライン8月23日)
とことん「期待」するタフさ
どういうことかといえば、首相は9月末に予定されている自民党総裁選に勝利して「求心力を回復したうえで、間を置かず10月に衆院解散に踏み切る案を検討している」とのこと。この「間を置かず」というドサクサ、いえ、やみくもな姿勢がたまりません。でも首相の次の思惑に目がとまりました。
《10月になれば、新型コロナワクチンの接種が進展し、感染状況の好転や逆風の緩和につながるとの期待もある。》
ああ、ここでもまた「期待」だ。
昨年のGoToトラベルキャンペーン以降、コロナ対応で何度も期待し、何度も勝負に賭けた。その結果いまの低支持率になってしまったのだが、また「期待」しているのである。このタフさはなんだろう。
もしかしたらタフなのではなく、他に原因があるのでは?