昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

お酒が飲めないから“スタバ不倫”も…アラサー女子が語る現代の不倫事情

『悪いのはあなたです』のふせでぃが直撃インタビュー(前編)

2021/08/30

source : 文春コミック

genre : ライフ, ライフスタイル, 読書

 過激に繰り返される芸能人の“不倫劇”。度々トップニュースに上り、世間の関心をさらう不倫スキャンダルだが、それが起きているのは芸能界に限らない。ドラマティックな不倫劇は、無論一般人の間でも繰り広げられている——。

 現在、文春オンラインで好評連載中で「登場人物全員アウト!」「ワンチャン相手怖すぎ……」と言われ話題の“不倫サスペンス”漫画『悪いのはあなたです』(ふせでぃ著)。アラサー派遣社員の主人公・莉子が、ある日ふとしたきっかけで、ハイスペックなイケメン既婚者・ツトムと不倫をしてしまう……というストーリーだ。第1話を読むにはこちらから。

「悪いのはあなたです」より ©文藝春秋

 本作の著者・ふせでぃが、主人公・莉子と同じアラサー女子であり、現在進行形で不倫中の一般女性に直撃インタビューを敢行。結婚適齢期を迎えた女性のリアルな「不倫事情」とは?

美奈さん(仮名)・30歳  関東在住・大手百貨店営業職

現在、奥さんと2人の子どもを持つ既婚男性Aさんと不倫中。Aさんは某大手車メーカー開発職の西島秀俊似の38歳。月に1回ほど密会し、現在も関係を続けている。

Tinderで出会った高スペック男性が……「既婚者だと勘づいたんです」

ふせでぃ まず、不倫相手のAさんとはどのように出会ったんですか?

美奈 出会いは4年前、2017年の夏ですね。この頃、会社の同期や後輩の間でマッチングアプリのTinderが流行っていて、何人かの男性と同時に会っていたんです。その中の1人がAさんでした。私の住んでいるところが関東の中でも田舎でして、そもそものTinder人口自体が少なかったんですけど、その限られた範囲から“良い男”を探し出して会うことに、周囲がハマっていたんですよね。毎日、皆でアプリを眺めてました。

ふせでぃ なるほど、知らない文化です……! 何人かいた候補の中からどうしてAさんに?

美奈 会う前に、けっこうな頻度でメッセージをやり取りしていたんです。そこで、仕事の話で共感できる部分もあり、真面目そうな人だな、と思って……。

ふせでぃ でも“既婚者”だった?

美奈 はい、そうなんです。もちろん初めは結婚しているとは、知らなかったですね。さすがに既婚者がアプリに登録しているとは、当時の私の常識では考えてもいなかったので。でも、メッセージをやり取りしていくうちに「アレ?」と思う部分がいくつか上がってきたんです。もしかして、この人って家族がいるんじゃないか?と。

ふせでぃ それは、どういった部分で気づいたんですか?

美奈 いくつか理由はありますが、一つはボーナスの使い道ですね。Aさんは県内でも有数の大手自動車メーカーの開発職をしているんです。私の地方では、そこに勤めている男性だと分かれば合コンや街コンでモテモテになるくらい、給料が県の平均水準より高い。私もその会社の男性数名と会ったことがあるのですが、皆ボーナス時期は羽振りが良いし、海外旅行に行ったり、時計など高価なものを買ったりするんです。でもAさんは「ボーナス全部貯金する」と言ったんです。

「悪いのはあなたです」より。既婚者のツトムは初対面の莉子にも羽振りが良い。 ©文藝春秋

ふせでぃ 勘が鋭いですね。

美奈 あと、独身なら選ばないようなファミリーカーに車を買い換えていたり、休日に誰かと出かけていたりと、いくつか怪しい部分が重なって。それで、思い切って聞いてみたんです。そしたら、申し訳なさそうな感じで「実は……」と白状しました。でも、そこで悪かったのが、私が“既婚者”というステータスに興味を持ってしまったんですよね……。

ふせでぃ おお……それはなぜです? 詳しく聞きたいです。