Q 女性を男性として喜ばせているイメージが一切わきません
彼女のつくりかたが分からないです。今まで告白したこともされたこともないです。もともと友達も少なく、高校が男子校だったこともあって、女性と話すのが特に苦手です。自分が女性を男性として喜ばせているイメージが一切わきません。片想いをしている人はいるので、その人に告白してみたらなにかわかるのでしょうか。(20代・男性・学生)
A 思い出の大半は、一生懸命相手を想ったそんな気持ちだけ
24才まで童貞だった自分に、20代で彼女の作り方が分からないという悩みをぶつけられたら「俺もだったよ!」としか答えようがありません。
自分の20代はそれはそれは暗かったです。「女性と話すのが苦手」なんて域を超えて、エロ本を買うのすら苦手でした。レジに恥ずかしくて持っていけないのです。それくらい自意識をこじらせて生きていました。そして43歳になった今もありがたいことに生きています。つまり、まずあなたの悩みは死にいたる悩みではないということです(知ってるか!でも重要なの!)。そして「自分が女性を男性として喜ばせているイメージが一切わかない」という悩みはかなりジェントルだと思いました。怒られると思いますが、正直言うと20代の自分はとにかくセックスがしたい! できない! せめて乳を揉みたい! で頭の中がいっぱいでした。それに比べたらあなたの悩みはジェントルです。ちなみに40代の自分の頭の中も週に3回くらいは20代と同じ悩みでいっぱいになる自分がいます。謝罪。
この悩みを飲み屋で聞いたら「告白しちまえよー!」と面白半分に言って次会う時に、玉砕した話でレモンサワーを飲むところなんですが、結構いろいろな人が読んでいるので、もうちょっと真面目に答えると、告白しても何も変わらないと思います。もっというとセックスしても、付き合っても、そんなに何も変わりません。
きっとあなたの中で、女性と話すことや付き合うことがかなりスペシャルなことになってると思いますが、何も変わりません。何も変わらないという事実を踏まえて、あっさり美味しいレストランかなんかに誘ってみるのはどうでしょうか? 先に少し酔っぱらってみるのもいいですよ。で、「本当は君を喜ばせたいんだけど、自分は女性と話すのが苦手で、つまらなくてすんません」と言ってみたりするのはどーでしょうか。別に結果はどっちに転んでも死にいたりません。付き合ったり、フラれたりするだけです。
あなたが好きな人を喜ばせたいと思って一生懸命する行為を、苦笑しながら「いいね」って言ってくれる人が現れることを祈っています。そういう気持ちで生きていると出会えることを僕は知っています。ここだけの話ですが、もっといえば10年後、20年後に振り返る思い出の大半は、一生懸命相手を想ったそんな気持ちだけだということも僕は知っています。健闘を祈ります。
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