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 天皇の宮殿へのご宿泊は、1971年、海外ご訪問を前にした昭和天皇が宿泊のリハーサルのため香淳皇后と1泊されて以来、ちょうど50年ぶりの異例なことで、「御座所は鳳凰の間、御食事は芳菊の間、御召替所は萩の間、御寝室は花の間を使用される。御夕餐前には、通御廊下において内廷関係の随行員内定者七名に皇后と共に御会釈を賜う」(「昭和天皇実録」)と記録されている。

ご多忙の愛子さま 側近も「あまりお姿を拝見していなかった」

 夏休み前の愛子さまは、大学の試験やレポート提出などの課題でとても忙しくされていたようだ。お引っ越しにあたっての準備もおありだったことだろう。側近も「あまりお姿を拝見していなかった」という。ただ、昨年詳細が明らかになった愛子さまの「蚕(カイコ)飼育」については、今年も“成長の記録”が公開され、宮内庁担当記者たちを驚かせた。学習院初等科に通われていた頃から、10年以上にわたって大切にカイコを飼育されてきたようだ。今年は愛子さまや侍従が撮影した写真4枚が公開され、中でもカイコの顔がはっきりとうつった写真のインパクトは大きい。

「日テレNEWS」より

「愛子さまはお小さい頃から虫や小動物がお好きで、専門家の方から指導を受けながらいろいろなものを飼っておられ、赤坂御所でも犬の『由莉』(ゆり)、猫の『みー』と『セブン』のお世話をされてきました。愛子さまが成年を迎えられて単独の公務に取り組まれるとしたら、動物愛護にまつわるご活動に関心を持たれるのではないでしょうか。 

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愛子さまと「セブン」(2016年、15歳のお誕生日に際してのご近影) 宮内庁提供

 それから、今回の東京オリンピックに際してはご一家で観戦され、国境を越えた選手同士の交流に感銘を受けられたそうですが、愛子さまが初めて両陛下と車椅子バスケットボール選手権大会の試合会場を訪れられた時、食い入るように熱心に観戦されていたこともありました。初等科ではバスケットボール部に所属されていて、東宮御所のお庭にバスケットゴールを作って練習されていたようです」(宮内庁関係者)