「また来てね、うちに!」
天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(19)が学習院女子高等科の卒業式に臨まれた日、式を終えて記念撮影をされていた時に、ご友人にこう声をかけられていた。愛子さまの楽しそうなご様子から、新御所のことも念頭に置いて話されていたのだろうかと思った。現在、愛子さまは学習院大学の2年生で、大学は夏季休業中だ。
引っ越しの間、ご一家は異例の“宮殿ご滞在”
ついに天皇ご一家は9月15日から皇居内の新御所で生活を始められる。しかし、10日間にわたって予定されている赤坂御所から皇居への引っ越し作業の間、ご一家が皇居・宮殿に居住すると報じられた。お引っ越しにあたってご一家は地方の御用邸に滞在されるのでは、といわれていただけに、非常に驚いた。
「天皇陛下が、コロナ禍での地方への移動などを固辞する考えを示され、宮内庁が天皇陛下の意向も踏まえて改めて検討した結果、10日間、天皇ご一家が皇居・宮殿内で生活される見通しになった」(NHK、8月26日)という。
本来宮殿といえば、重要な儀式や皇室行事に使われる建物で、天皇陛下や皇族方が一般参賀で姿を見せられる東庭や、信任状捧呈式、新年行事「歌会始の儀」の会場となる松の間などで知られる。天皇陛下や皇族方が、短期間でもお住まいになることを想定されている場所ではないだろう。