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夫にお願いしている「プロポーズのリベンジ」

――彼からのプロポーズの言葉は「結婚していくのに、事務所やマネジャーさんと話を進めていきませんか」というかなり事務的な言葉だったとか。リベンジをお願いしたいとおっしゃっていたんですけど、その後のリベンジは?

新川 それはまだ待っています。待っているわけでもないんですけど(笑)。私自身あまり形にこだわらないので、夜景の見えるレストランで花束と指輪をパカッとかはあまり興味はないんです。結婚10周年くらいに高い何かを買ってもらいます(笑)。

©文藝春秋

――結婚した当時、すでにかなりの人気がありましたよね。周囲の反応はいかがでしたか? 

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新川 不安はありました。事務所も何歳まで恋愛禁止とかではなかったので、あまり気にはしていなかったんですけど、結婚に関しては緊張しましたね。何て言われるかなって。「まだ待って」とか言われたりするのかなと思ったりもしたので、それは探って探っていきました。

 でも、実際に事務所の方にお話しした時はすんなり「おめでとう」って言ってくれました。発表の時期にあわせて仕事の調整をしていけば大丈夫、という感じでした。

仕事面ではセリフ覚えを助けてもらうことも

――20代後半って結婚と仕事に迷う女性も多いですが、結婚してよかったことってありますか?

新川 本当に現実的なことを言うと、名字が変わったので病院とか楽になりました……(笑)。新川優愛ってあまりいない名前なので、窓口で呼ばれると結構バレちゃうんです。そういうのは楽になりました。

 でも、一緒に住んでいれば結婚も同棲も紙切れ一枚の差でしかないなとも思っていて。重くもなく軽くもなく考えて、私は(婚姻届を)書きました。

©文藝春秋

 すごく寒い日にロケをして、体が冷え切った時にお風呂が沸いていると一緒に暮らしていてよかったなって思います。すぐお風呂に入って体をあたためて明日に備えられるので、そういうありがたさはありますね。旦那さんはお風呂だけ沸かせるんですよ(笑)。あとお風呂を沸かすために浴室乾燥している洗濯物を取り込んで、畳んでおいてくれます。

 お仕事面だとセリフ覚えを助けてもらうこともあります。セリフ量も多いので、ありがたいですね。

 時折、顔を真っ赤にしながらも結婚について語ってくれた新川。子役からキャリアを積んできた彼女は、どんな30代を目指しているのだろうか――。話を聞いていくと意外な素顔が明らかになってきた。

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