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 洗濯機をキレイにしていく時にポイントとなる掃除場所は、以下の3つです。

・洗剤投入ケース、ごみ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルター
・パッキンやフタの裏など、洗濯中に陰になる場所
・洗濯槽

 まずは、ケース、ネット、フィルター、などの細かい部分から。この部分は、お手入れしないと洗濯機が正常に機能しない原因になることも。「運転時間や乾燥時間が長くなる」「乾燥不良になる」など洗濯の質が下がり、時間や電気代が余計にかかってしまう原因にもなります。外せる部分は外して洗いたいところです。

 洗剤や柔軟剤の投入口とその周辺は最も汚れやすい場所です。投入口は洗濯するたびに気にかけて、洗剤や柔軟剤がこびりつく前に水で流したり拭き取ったりしておくと、楽にキレイな状態を保ちやすいと思います。

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投入ケースを外したところの汚れもこすり落とす ©中村祐一

 投入ケースを外したところも、お湯をかけたり歯ブラシなどでこすったりして、こびりついた洗剤や柔軟剤を取り除きましょう。お湯が熱すぎると洗濯機の故障につながる可能性があるので、50℃くらいまでの温度に。

 ごみ取りネットは裏返して、クズをかき取ります。乾燥フィルターは掃除機でほこりを吸うのもよいですし、乾いたタオルなどで拭き取ると、簡単にキレイになります。

乾燥フィルターもしっかりお手入れ ©中村祐一

 排水フィルターも外してしっかりとこすり洗い。細かい汚れは水につけて歯ブラシで落とします。

排水フィルターなど、取り外せる部分は外してきれいに ©中村祐一

 パッキンやフタの内側など陰になる場所は、糸ぼこりや洗剤カス、こぼれた洗剤などが蓄積し、意外と汚れています。タオルやティッシュを手に巻き付け、できるだけ拭き取りましょう。歯ブラシなどでこすって汚れを落としても良いと思います。

洗濯機の「陰」になる部分は意外と汚れている ©中村祐一

 最後にメインの洗濯槽。洗濯槽のクリーナや洗濯用の漂白剤などを使い、「つけ置き洗い」や「槽洗浄」などのコースを利用すれば、あとは洗濯機にお任せでいいと思います。すぐに洗濯する予定がなければ、長めの洗浄時間のコースを選ぶと効果的です。

洗濯槽は漂白剤(過炭酸ナトリウム)などを使ってつけ置き洗浄 ©中村祐一

 つけ置きする場合には、こびりついた洗剤や柔軟剤を溶けやすくするために、せめて40℃くらいのお湯を使いたいところです。油分など水に溶けにくい汚れも落ちやすくなります。ただし、水が行き届かない部分は汚れを取りきれません。完全にキレイにするには分解洗浄などを業者さんにお願いする必要が出てきます。まず手の届く場所をできる限りキレイにしましょう。