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《眞子さま年内結婚へ》秋篠宮と親交の深いジャーナリストが語った「眞子さまと佳子さま、ご結婚の順番問題」と立ちはだかる「5つの“壁”」

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「10年前なら改正前の民法が適用されますから、確かに個人の間のお金の貸し借りの時効は10年です。時効を援用されると強制的に取り立てることが出来なくなります。ただ、この時効期間はお金の受け渡し日時から単純計算されるわけではありません。双方で『この日までに返却する』と決めた返済期限の日から計算されるのです。佳代さんと男性の間でどんなやり取りがあったかは分かりませんが、『借金ではなく贈与』と認識していたなら期限以前に返済自体についての合意がありませんし、期限を曖昧にしていた可能性もあります。少なくとも11月にすぐ時効を迎えると断定できるわけではありません」

婚約内定会見の小室圭さん ©JMPA

 そもそも時効が成立したとしても、それでは借金を“踏み倒した”ことになってしまう。眞子さまの婚約延期が決定した後、秋篠宮さまは会見で次のように述べている。

「多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、 私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」

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「この言葉の意味は重い」と語るのは前出の秋篠宮家関係者だ。

「金銭をめぐる価値観」が重要なポイント

秋篠宮殿下と紀子さま 宮内庁提供

「『多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況』というのは非常にハードルが高い条件です。小室家の借金問題の根本は、借金そのものより、秋篠宮殿下や紀子さまがご存じなかったことが次々と報道で明るみに出た上に、その後もしっかりとした説明もできていないことに対する不信感です。

 一部では『母親の借金問題だから当人には関係ない』という論調もあるようですが、そもそも息子の学費にあてるお金をめぐるトラブルです。家族を分断するかたちで『母親の借金なので私は無関係』と小室さんが主張するならば、それはそれで国民からの祝福は受けられないでしょう。

 小室さんが毎月アメリカから殿下に手紙を書いて近況を報告しているとの報道もありましたが、私は聞いたことがありません。むしろ両殿下は小室さんに対し、いまだに疑念を抱いていらっしゃると思います。このお気持ちは国際弁護士という肩書きを得ようが、一定の年収を得ようが、納得いく説明が果たされなければ疑念は晴れないでしょう。まずは両殿下が納得するかたちで借金問題を解決しなければ、その先は無いと言っても過言ではありません」

2020年、眞子さまお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 秋篠宮家周辺では、2人の生活力についても大いに危惧されている。

「小室さんは現在も、国際弁護士の資格を取得するため米フォーダム大学のロースクールに留学中ですが、来年5月には卒業を迎える予定です。資格取得のためには現地での実務経験が必要。そのため、帰国は最短でも2022年になるとみられています。現在でも、眞子さまとはオンライン通話やメールなどでしっかり連絡を取り合っているそうですが、順調に“リモート交際”を続け、仮にこのまま籍を入れたとして、実際にどのように収入を得てどこでどのように生活をなさるのか、まったく見えてこないのです」(同前)

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