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最愛の息子奪われ1年…両足失った母から届いた手紙 猪苗代湖ボート巻き込み事故

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会

 

母からの手紙
突然のお手紙失礼致します。毎日毎日楽しく、幸せだった日々が一瞬にして奪われました。しっかりと真実と現実を報道していただきたいと思います

 

去年(2020年)12月、めざまし8の番組スタッフに送られてきた1通の手紙。

差出人は、事故によって当時8歳の息子を失った上に、自らも両足の膝から下を失った母親です。

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去年9月6日、福島県会津若松市の猪苗代湖で、ライフジャケットを着用し、湖面に浮いていた男女4人が航行中のボートに巻き込まれました。

この事故で当時8歳の豊田瑛大くんが死亡しました。瑛大くんの母親は一命をとりとめたものの、両足の膝から下を失い、義足の生活を送っています。

事故から約1年がたった9月14日、事態は急転します。業務上過失致死傷の容疑で、東京・中央区の会社員、佐藤剛容疑者(44)が逮捕されました。

最愛の息子の命を奪われたその真相を、約1年に渡って、追い続けてきた家族。加害者への憤りと、変わることのない息子への思いを明かしました。

 

カメラに向かって、笑顔でピースサインをする豊田瑛大くん。この写真が撮られたわずか2時間後、8歳の短い人生が閉ざされました。

 
 

毎年、家族と海のレジャーを楽しんでいた瑛大くん。

思いっきり遊んだあとは、思いっきりよく寝るわんぱくな少年だったといいます。

突然、奪われた息子の命。

瑛大くんの母親は、7度の手術を乗り越え、今年4月に自宅へ帰るができましたが、現実を信じられない状態が続いています。

瑛大くんの母親
家に帰るとご飯を食べていても、いつも瑛大が座っていたところに瑛大がいないし、いまでも信じられないし、会えないのがわかっているんだけど会いたいというのがすごく大きくて…

涙ながらに気持ちを語ります。なぜ、逮捕まで1年かかったのでしょうか?

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捜査関係者によると、道路上の交通事故とは違い、水上では物証が残りにくく、巻き込まれたとみられるボートのスクリューにも遺留品が残っていなかったことで、捜査は難航したといいます